菩提寺山(ぼだいじやま)
・標高:248m
・所在地:新潟県新潟市秋葉区、五泉市
・護摩堂山(ごまどうやま)、高立山(たかたてやま)と合わせて「西山三山」と呼ばれている
・山頂は見晴らしも良く、テーブルやベンチ、東屋、小屋もある
・例年12月中旬~2月は積雪期となる
新潟市秋葉区のサイトによると、菩提寺山のコースは主に3つあります。
①石油の里から登るコース
②大沢公園から登るコース
③西山三山駐車場から登るコース
標準コースタイムは上記の秋葉区サイト(菩提寺山ルートのページ)を参照してください。※初心者にはちょっと厳しめのコースタイムかも?
この日の山行記録
この日のコースと登山口情報
多くの登山者が登る①の「石油の里から登るコース」を紹介します。石油の里には「里山ビジターセンター」があります。2015年に改装され、きれいなトイレや休憩所、広い駐車場などがあるのでとても便利です。
ビジターセンターへから県道41号へ向かう途中に登山口があります。
登山開始~菩提寺山山頂まで
緩やかな上り坂でスタートします。
登山道のあちこちに昔の石油採掘の面影が残されています。
この丸いハンドルは回せます。回すと奥の機械が動きます(実際に採掘はできません)。
ところどころ分岐が現れますが、標識に従って山頂方面へ進みます。
木漏れ日が気持ちいいです。
途中、休憩スポットが何か所かあります。このコースが多くの人に愛される理由が分かります。
木彫りの熊の像があったりします。ここでだいたい3合目ぐらい。ちなみに、菩提寺山を含めた西山三山にはまれに熊の目撃情報があるので、一応注意してください。
「山頂まで30分」の表示。
休憩&展望スポット
見晴らしいいです。
「山頂まで20分」
展望スポットを過ぎたあたりから、勾配がきつい階段が増えてくるので階段が苦手な人は萎えます。ゆっくり登りましょう。
「山頂まで10分」
最後の登りです。
山頂の東屋が見えてきました~。
山頂に到着です!テーブルやベンチ、東屋、小屋があります。週末の暖かい日になると沢山の人で賑わいます。
山頂の標識
山頂からは五頭山や菅名岳などを眺めることができます。
反対側にある東屋からは、弥彦山と多宝山がかろうじて見えます。
ここでお昼ご飯を食べました。わざわざバーナーを持ってきましたが、フリーズドライの親子丼とコーヒーだけだったので、山専ボトルで良かったな...とちょっと後悔。
寒くなってきたので昼食後はすぐに下山しました。
山頂小屋。入口は正面ではなく、右横にあります(案内図看板で見えなくなっている辺り)。ストーブもあるので、真冬の空いている時は利用することもあります。
下山開始~にゃんこ先生~白玉の滝まで
この日の下山は小屋に向かって右手の方へ進み、高立山方面へ下りました。なお、白玉の滝方面へ周回するには別の下山口からの方が多少近いのですが、今回はあえてこちらから。
菩提寺山から下り、林道へ出たところ。標柱を確認して、白玉の滝方面へ向かいます。
なぜわざわざ遠回りしたかと言うと、途中でこの小屋前を通りたいからです(私有地なので、小屋の敷地には入ってはいけません)。
あ、出て来てくれました。この小屋に住んでる?ネコが目当てです。
ネコ好きにはたまりません。
かわいいです。
沢山写真を撮りましたが、ネコのブログじゃないのでこのへんで。ちなみに、小屋の主人がいらっしゃる時は、白い飼い犬も連れてきます。写真はありませんが、犬もかわいい。
分岐があるので、標柱を確認し白玉の滝方面へ向かいます。
ここで右に曲がります。まっすぐ行くと、菩提寺山に戻ります。
ここを下ります。
途中、「臍(へそ)清水」なる水が出ていますが、飲んだことはありません。
ひたすら下っていくと、途中からアスファルトになります。ここの左手下方に白玉の滝があります。
しかしここからでは滝がちゃんと見えません。道なりにそのまま下ります。
少し分かりにくいですが、左手に白玉の滝へのショートカットコースが現れます。ピンクリボンが目印です。滑りやすい箇所なので、不安な方は道なりにまっすぐ進んで迂回してください。
ここを下ると...
駐車場に出ます。白玉の滝へは左奥に進みます。
滝が見えてきましたが、ここではありません。橋を渡ってさらに奥へ進みます。
苔むした階段を登り、
橋を渡ると、
ようやく見えました。白玉の滝。
滑らないように、滝の近くまで行ってみます。
横から見たり、
裏から見たり。
滝を楽しんだので、戻ります。
白玉の滝~ビジターセンターまで
先ほどの駐車スペースの方へ道なりに進みます。
ここで左に曲がります。
「さわやか遊歩道」方面へ向かいます。
「爽やかじゃないじゃん!」と最初は思いますが、だんだん爽やかな道になります。
爽やかですね~
分岐に出るので左に曲がります。
ちなみに右へ曲がると「さくら広場」があります。山に登らず、ピクニックしに来るのも良さそうですね。
あとはひたすら「石油の里」方面へ。
「堀出神社」の境内に裏から入ります。
県道41号へ下ります。
県道を石油の里方面へ歩きます。
スタート地点の石油の里ビジターセンターへ戻ってきました。おしまい。
菩提寺山の感想
菩提寺山は標高自体は248mと低いので、初めて登山をする人には最適な里山です。自分も初心者の頃はよく登っていました。短時間でサクっと登れるので、標高2,000m~3,000m級の山に登るようになってからも、たまに登りに行きます。
ちなみにとても楽な山のような気がしますが、今回紹介した周回コースを行くと距離にして約6km、累積標高差は600mを超えるので、弥彦山の表参道コース並みになります。
この山塊でさらにステップアップしたい場合は、隣の高立山やさらにその先の護摩堂山まで縦走するとよいでしょう。
菩提寺山下山後に立ち寄る温泉
この日はあまり汗をかかなかったので温泉に寄らず帰宅しましたが、寄る場合は「護摩堂山」近くの「ごまどう湯っ多里館」や、「花の湯館」に寄っていくことが多いです。
この日使用した主な道具
「SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウィンドマスター」
風や寒さに強いガスバーナーで冬でも重宝します。
「NALGENE(ナルゲン) ボトル 広口1.0L」
耐冷耐熱温度が-20℃~100℃で、凍らせたり暖かい飲み物を入れたりすることができる優れたボトル。