
斑尾山(まだらおさん・まだらおやま)
・標高:1,382m
・所在地:長野県飯山市、中野市、信濃町、飯綱町、新潟県妙高市
・「北信五岳」のうちの一つ
・「斑尾山」山頂から約400m程縦走した「大明神岳」からの眺望がとても良い
・童謡「ふるさと」歌詞の「うさぎ追いしかの山」は「斑尾山」を示すと言われる
新潟県と長野県の県境にそびえる「斑尾山」に登ってきました。
小学生の頃に歌った「ふるさと」。「うさぎ追いしかの山」から始まるこの歌の山こそ、今回登った「斑尾山」なんだそうです。
そんな「斑尾山」の山頂は木々に囲まれ眺望いまいちですが、そこから400mほど縦走した先の「大明神岳」からは素晴らしい景色を望めます。
駐車場情報

中野市の温泉施設「まだらおの湯」駐車場を利用しました。道路を挟んで向かいにある第2駐車場と合わせて50台駐車可能とのこと。
日帰り温泉施設ですが、併設されているトレーラーハウスやコテージに宿泊することができるようです。雰囲気が良さそうだったので、一度宿泊してみたい。
この日のコース

まだらおの湯 ⇒ 大池分岐 ⇒ 登山口 ⇒ 尾根分岐 ⇒ 斑尾山山頂 ⇒ 大明神岳山頂 ⇒ 斑尾山山頂 ⇒ 尾根分岐 ⇒ 登山口 ⇒ 大池分岐 ⇒ まだらおの湯
往復(周回)距離:7.1km 累積標高差:(上り)580m(下り)580m
標準コースタイム(夏期)は、往路2時間30分、復路1時間30分です。
※往復距離と累積標高差は概測です
※積雪時は夏期よりも時間がかかることが多いので、余裕を持った計画を立てましょう
まだらおの湯 ⇒ 大池分岐 ⇒ 登山口

標高830m程の「まだらおの湯」。その建物横からスタート。トレーラーハウスの前を通っていきます。

ここら辺は雪の無い時期はキャンプ場のようです。ブランコが雪に埋まって上部だけ顔を出していました。

なだらかな道がしばらく続きます。雪も締まっていたので序盤はツボ足。なお、チェーンスパイク、アイゼン、ワカンも持ってきています。

「斑尾山」は10年ぐらい前の夏期に一度だけ登ったことがあるのですが、「斑尾高原スキー場」を登るコースでした。今回のコース(大池コースと言うらしい)は初めて。

スキー場を登るコースは最初からぐいぐい登った印象でしたが、こちらの大池コースは序盤とても緩やか。でも、けっきょく後半ぐいぐい登ります(笑)

分かりにくい写真ですが、林道を渡る箇所がいくつかあります。

話が逸れますが、「うさぎ追いし」という歌詞を「うさぎ美味しい」と勘違いした子どもは意外と多いのではないでしょうか?(笑)

「大池分岐」で林道に合流。標識などは確認できなかったので、トレースが無い場合はGPSでしっかり位置を確認しないと間違えて進みそうな箇所。

林道をてくてく歩いていくと、登山地図上で「登山口」と書かれているポイントに到着。ここでワカンを装着。下っていく人はここでワカンやスノーシューを外していました。
登山口ってことは、ひょっとして夏期はここまで車で来られるのかな?と思い、後でGooglemapで調べてみました。すると、すれ違いの厳しい細い道の連続で、周辺に駐車場らしい場所もなさそうでした。
車でここまで来るのはやめといた方がよさそうです。っていうか、こんな道まで来るストリートビュー撮影車すげぇ…
登山口 ⇒ 尾根分岐 ⇒ 斑尾山山頂 ⇒ 大明神岳

序盤に予想していたとおり、登山口のポイントから一気に傾斜が急になります。

そんな急登の途中、見晴らしの良いポイントがあったので小休止。新潟、群馬との県境の山々が眺められます。

登りはきついけど、雪の状態を見ると下りは楽そうとポジティブに考える。

尾根が近づいてきた。

尾根分岐に出ました。

ここから尾根上を登っていきます。時々急な箇所がありますが、尾根に上がる前よりは傾斜はだいぶ緩やか。

しばらく登ると「斑尾山」山頂に到着。標高1,382 mです。

「斑尾山」山頂は木々に囲まれているため眺望いまいち。それでも冬なので葉が落ちている分、遠くの景色も隙間から見えます。

「斑尾山」山頂を後にして、「大明神岳」へ。

「大明神岳」まで約400m縦走します。なだらかな道なので、すぐに着きます。

急坂を登ってきたのもありますが、このフラットな雪道が心地よくて楽しい。

雪庇の上は危ないので、なるべく木々寄りに歩きます。

「大明神岳」山頂のアンテナと中継器のような設備が見えました。

「大明神岳」山頂に到着。標高は「斑尾山」よりちょっと低い1,360m。でも眺望は素晴らしいです!北信五岳のうち4つを一度に眺められます。
大明神岳 ⇒ 斑尾山山頂 ⇒ まだらおの湯

左から「飯縄山」、「戸隠山」、「黒姫山」

「黒姫山」の右には「妙高山」と、『北信五岳(※)』のうち「斑尾山」以外の四つが見渡せる贅沢な眺め。
※北信五岳:北信地方から見えるの五つの名山(飯縄山、黒姫山、戸隠山、斑尾山、妙高山)のこと

特にこの正面に見える「野尻湖」と「黒姫山」の景色が良かったです。奥にはうっすらと鹿島槍などの北アルプス。

「八ヶ岳」や「四阿山」の方面。

無線アンテナ

この日は風が強くて寒くなってきたので、「斑尾山」山頂へ戻ります。

「斑尾山」山頂直下はちょっとした急登。


「斑尾山」山頂は木々に囲まれているので眺望はイマイチですが、風は多少遮ることができます。一番景色が眺められる場所でもぐもぐタイム。

「斑尾高原」の景色が見えます。ちなみに「斑尾山」の登山バッジは、「斑尾高原ホテル」の売店で買えます。

小腹も満たされたので下山します。ゆるやかな尾根道をサクサク下ります。

尾根道が終わり、急坂が続くポイントへ。ワカンを履いているので、トレースを追わずにあえて踏み跡の無い箇所を下っていきました。


登山口のポイントに着きました。ここから先はなだらかで踏み抜くことも少なそうだったので、ワカンを外してツボ足に。

ゴール間近で雪がゆるゆるで思いっきり踏み抜きましたが、無事に戻ってこられました。おしまい。
下山後に立ち寄った温泉
駐車場を利用させてもらったので、当然「まだらおの湯」です。混雑することもなく、ゆったりと湯に浸かれました。ドライヤーがダイソンで有料(100円で5分)になっていたので、貴重品ロッカー使用分も合わせて100円玉を数枚用意してから入りましょう(笑)
冬の斑尾山の感想
冬の「斑尾山」は夏期よりも眺望が良く、雪景色もきれいで良かったです。また、「大明神岳」からの眺望は、雪化粧した北信五岳(眺められるのは四岳ですが)が素晴らしかったです。
緩やかな道と急な道の差が激しいものの、今回のコースは全体的に距離も標高差もあまり無いので、雪山初心者にもお勧めです。危険個所もほとんどありません。
この日使用した主な道具
MILLET(ミレー) ティフォン50000 ウォームストレッチジャケット
秋冬の山では防水性、耐風性、保温性のあるジャケットが必須です。
Karrimor(カリマー) バックパック cleave 30
ロールトップタイプのバックパックですが、前面ジップから荷室へアクセスできます。ショルダーハーネスにボトルホルダーやアタッチメントループがあり便利です。900gと軽量。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) アルパインゲイター
生地がしっかりしていて、少しぐらいアイゼンの爪が擦れても破れません。ベルクロだけでなくジッパーが付いているので、雪や水の侵入をしっかり防ぎます。ベルトの調節もしやすいです。
MAGIC MOUNTAIN 登山用 アルミわかん ラッセル2
シンプルなアルミフレームのワカンです。ワカンはスノーシュー程浮力はありませんが、軽量なのと小回りが利くので、急坂や細道の多い雪山登山に適しています。
SHOWA GLOVE TEMRES 02 winter ブラック
作業用グローブで実績のあるショーワグローブによるアウトドア防寒グローブ。安くて防寒性に優れています。雪の里山登山に最適です。「01 winter」にカフやストラップが付いてさらに便利になっています。
サーモス 山専用ステンレスボトル900ml
暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。冬の登山では寒くてお湯を沸かすのも辛いときが多いので、この「山専ボトル」が大活躍します。