
日白山(にっぱくさん)
・標高:1,631m
・所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町
・夏期は藪だらけのためほとんど登る人がいない
・雪で藪が覆われると登りやすくなり、抜群の眺望を楽しむことができる
・積雪量の豊富な1月~3月がねらい目
1月中旬から大雪のために山へ行けない日が続きました。自宅や職場の除雪作業+仕事などで毎日疲労困憊(笑)国道や高速道路も通行止めになったりしたので、さすがに山を楽しむ余裕がありませんでした。
ようやく一段落した2月中旬、積雪期限定の「日白山」と「東谷山」に登ってきました。夏期は激藪のため登る人がほとんどいない山です。そのため、正式な登山ルートもありません。
冬になり雪で藪が覆われると、途端に人気の山となります。山頂や稜線からは、谷川連峰をはじめとした数々の名峰を眺められる大展望の山となります。
今回は王道の「二居」~「東谷山」~「日白山」の周回コースを歩いてきました。
駐車場情報

湯沢町を通る国道17号沿いにある「二居(ふたい)パーキング」を利用しました。

24時間使用できるトイレあります。
【公共交通機関でのアクセス】
JR越後湯沢駅から南越後観光バスで「二居田代スキー場」下車です。バス停から二居峠入口までは徒歩10分ほどで着きます。バスは二居へ向かわない便、通過する便もあるのでご注意ください。
この日のコース

二居パーキング ⇒ 二居峠入口 ⇒ 二居峠 ⇒ 送電鉄塔 ⇒ 東谷山山頂 ⇒ 日白山山頂 ⇒ 下降ポイント ⇒ 堰堤 ⇒ 二居パーキング
往復(周回)距離:12.0km 累積標高差:(上り、下り)920m
標準コースタイムは不明です。様々なレポートを見ると、休憩時間込みで大体7時間ぐらいで周回されている人が多いようです。
※往復距離と累積標高差は概測
※積雪期は無雪期よりも時間がかかることが多いので、余裕を持った計画を立てましょう
二居パーキング ⇒ 二居峠入口 ⇒ 二居峠

「二居パーキング」から「宿場の湯」方面へ向かいます。飛ばしている車が多いので、気を付けて歩きます。

「宿場の湯」の道路を挟んで向い側に登山者用駐車場が2か所あります。除雪されていれば合わせて10台程は駐車できます。こちらの方が山に近くて人気なので、天気の良い日は朝早く行かないと駐車できません。当初は自分もここに駐車するつもりで来たのですが、既に2か所とも満車だったので「二居パーキング」に駐車しました。
※「宿場の湯」には駐車してはいけません。

「宿場の湯」前を通過し、旅館などが並ぶ集落の道を歩いて行きます。

しばらく道路を歩いていくと「文明屋」と書かれた建物手前で右折します。標識で「二居峠→」と示されている方向です。

この道は、雪解け水が凍るとツルッツルの危険な坂道になることがあります(笑)

「二居峠入口」に着きました。ここでギアを装着したりして登山準備を整えます。この日は雪も多くなく、トレースもバッチリだったのでツボ足でスタート。

少し登ると、鳥居があります。いつも鳥居前を通過しているので分かりませんが、この上に祠があるとか無いとか。

少しずつ日差しが入る道になってきました。

序盤は九十九折に登る道が続くのであまり疲れません。

「二居峠」の東屋に到着。休憩ポイントです。

まだ序盤でしたが暑かったので、中に着込んでいたフリースを脱ぎました。
二居峠 ⇒ 送電鉄塔 ⇒ 東谷山山頂

「二居峠」東屋奥の急坂を乗り越えて、尾根に上がります。

次に目指すのは送電鉄塔。雪庇を踏み抜かないよう、なるべく左側を歩きます。

送電鉄塔に到着。


送電鉄塔を過ぎると徐々に坂が急になってきます。

ヒーヒー言いながら急坂を登っていると、右手に雪化粧した「平標山」と「仙ノ倉山」が見えてきます。少し気分が上がります。

広くなってくると「東谷山」山頂までもう少し。

「東谷山」山頂が見えてきました。


「東谷山(ひがしやさん)」山頂(西峰)に到着。標高1,554mです。すぐ奥に見えるのが東峰で、西峰より4m程高いです。

「平標山」、「仙ノ倉山」がよく見えます。その奥は「万太郎山」。

振り返ると「苗場山」。

谷川連峰へ向かってちょっと進んで東峰へ。

パノラマで撮ってみました。

「巻機山」や「越後駒ケ岳」なども。
東谷山山頂 ⇒ 日白山山頂

景色を眺めつつ、ここから雪が深くなるためワカンを装着。

それでは「日白山」へ。

シュカブラ。

「東谷山」を下ってからはしばらくなだらかな道が続きます。引き続き雪庇側には近づかないように歩きます。

「東谷山」から下りてきた道を振り返る。結構な急坂を下ってきたのがよく分かります。

青空で景色も良いので最高の気分です。ただ、日焼け止めを塗り忘れたことにようやく気づき、少々不安になっていました(笑)

手前の峰は偽ピーク、奥が山頂です。


偽ピークを乗り越え、本当のピークへ。


「日白山(にっぱくさん)」山頂に到着。標高1,631mです。

「日白山」山頂は360度のパノラマビューです。

「日白山」山頂と「タカマタギ」間もトレースが結構ありました。ぐるっと景色を眺めながらしばし休憩。

山頂が混んできたので下山します。ドーンとそびえる「平標山」、「仙ノ倉山」に向けて下っていきます。
日白山山頂 ⇒ 二居パーキング

どんどん近づいて大きくなっていく。

前だけでなく横を見ると谷川連峰、巻機山など名峰がずらっと並んでいます。

絶好の登山日和だったので、きっと平標・仙ノ倉に登っている人も多かったでしょう。

鞍部まで来ました。楽しい稜線歩きはここまで。

この先の「二居俣ノ頭」まで行こうか迷いましたが、用事がありタイムリミットまで余裕が無かったのでやむなく下降することに。

下降前に歩いてきた道と峰を振り返る。

下降ポイントは、トレースがあったので明瞭でした。新雪が積もると少し迷うかもしれません。

結構急な斜面を下っていきます。最初はトレースを辿っていましたが、デコボコのトレースが固く締まっていたのでワカンやスノーシューではとても歩きにくい状況。

途中から踏み跡の無い箇所を歩きました。方向を見失わないように、トレースから少しだけ離れて進むと安心です。

地形がある程度頭に入っているので、途中からノートレースの道を進みました。もちろんGPSで位置や方角を確認しつつ進みます。

タヌキかな?イタチかも?

ツリーホールにも気を付けます。

時々開けた場所から「苗場山」が見えます。

後半は結局トレースと合流。雪が固くて踏み抜く心配が無さそうだったので、ワカンを外しました。

いくつかある堰堤の間を渡っていきます。


緩い下り坂が結構長く続きます。これが意外と結構しんどい(笑)

途中「松手山」方面との分岐があります。

最終除雪地点。ここから先はアイゼンやワカンなどのギアは使用禁止。

道路歩きも長い。

「ゆたかや」前の交差点で往路に復帰。

その後は「宿場の湯」前を経由して「二居パーキング」へ戻りました。おしまい。
日白山の感想
「日白山」と「東谷山」は雪がある程度積もらないと登るのが困難です。というか、雪が無いと藪だらけで登っても楽しくないでしょう。雪が結構溶けた残雪期に一度登ったことがありましたが、酷い藪漕ぎで本当に嫌になった思い出があります(笑)
今回の山行は雪がそこそこ積もっていて、なおかつ雪も結構締まっていてトレースもバッチリとかなりイージーモードでした。ただし、新雪が積もってトレースが無い状態だとラッセルで結構体力を消耗します。道迷いの心配もあるので、初めて登る時は経験者に同行してもらうのが一番良いでしょう。青空の下での山頂や稜線上からの絶景はかなりおススメです。
下山後に立ち寄った温泉

今回は一番近い「宿場の湯」を利用しました。露天はありませんが、あまり混みませんし、ゆったりと温泉を楽しめます。
下山後に立ち寄った場所

山行中は行動食で終わらせたのでお腹ペコペコ。「道の駅みつまた」の食事処でチャーシュー丼を食べました。新潟県産豚肉のチャーシューが絶品。他のメニューも美味しいです。
この日持って行った主な道具
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) アルパインゲイター
生地がしっかりしていて、少しぐらいアイゼンの爪が擦れても破れません。ベルクロだけでなくジッパーが付いているので、雪や水の侵入をしっかり防ぎます。ベルトの調節もしやすいです。
MAGIC MOUNTAIN 登山用 アルミわかん ラッセル2
シンプルなアルミフレームのワカンです。ワカンはスノーシュー程浮力はありませんが、軽量なのと小回りが利くので、急坂や細道の多い雪山登山に適しています。
SHOWA GLOVE TEMRES 02 winter ブラック
作業用グローブで実績のあるショーワグローブによるアウトドア防寒グローブ。安くて防寒性に優れています。雪の里山登山に最適です。「01 winter」にカフやストラップが付いてさらに便利になっています。
THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900
暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。暑い日は氷を沢山入れて持っていきます。
snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル
ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。