竜ヶ岳(りゅうがたけ)
・標高:1,485m
・所在地:山梨県南巨摩郡、南都留郡、静岡県富士宮市
・山梨百名山
・ダイヤモンド富士の鑑賞ポイントでとても人気
・例年12月~3月中旬は積雪期
「竜ヶ岳」は山梨県と静岡県の県境にあり、見晴らしの良い山頂から眺める富士山がとても素晴らしいです。年末年始を中心に、ダイヤモンド富士を眺められるポイントの一つとしても有名です。
実は初めてのダイヤモンド富士。長い行程でしたが、元旦に竜ヶ岳まで行って初体験してきちゃいました。
駐車場情報
この時期に臨時開放される「本栖湖キャンプ場」の登山者用駐車場を利用しました。
新潟を前日から出発しAM4時頃に到着しましたが、駐車場には既にかなりの台数が。この時点で7割位は埋まっていたかと思います。
ちなみにこの日のトイレは「本栖湖キャンプ場」、「本栖湖公衆トイレ」が使用できず、「本栖湖畔公衆トイレ」まで歩いて往復しました。
この日のコース
本栖湖キャンプ場駐車場 ⇒ 石仏ルート(見晴台経由) ⇒ 竜ヶ岳山頂 ⇒ 湖畔ルート ⇒ 本栖湖キャンプ駐車場
往復距離:6.3km 累積標高差:(上り)620m(下り)620m
標準コースタイム(夏期)は、往路2時間00分、復路1時間20分です。
※往復距離と累積標高差は概測です
駐車場 ⇔ 山頂
まだ暗い中、ヘッドライトを点けて本栖湖キャンプ場から歩き出します。竜ヶ岳の登山口までは約10分程ほぼ平坦な道を歩きます。
行動中の写真はほとんど撮っていないので、コースについては前回の記事をご参照ください↓
今回も「石仏ルート」で登りました。登山口から割と急登が続くのですが、多くの人が列を作って登るので渋滞気味。尾根上に出た所の休憩ポイントから富士山が見えてきます。
見晴台(石仏)に到着。山頂まで行かず、ここからご来光を眺める人も多いそうです。
軽装の人がチラホラいたのですが、寒くないのだろうかと心配になりました。この時点で気温-5度、日が出てくるまであと1時間以上…いや絶対に寒いはず!
ちなみに自分はハードシェル+ライトダウン+Tシャツ3枚重ね着、暖パンツ、カイロ4枚(笑)
見晴台をあとにして山頂へ登ります。笹の生い茂る道をつづら折りに登っていきます。ほぼずっと富士山が見えています。
本栖湖の方には雲海が広がっていました。
先ほどいた見晴台を上から眺める。
まだ日が昇るまで時間があることが分かっているものの、ついつい富士山の方を見て日の昇る様子を確認してしまいます。
こんな感じの道をひたすら登っていきます。
山頂に近づくにつれ雪が増えてきました。
八ヶ岳連峰もよく見えました。
「竜ヶ岳」山頂に到着。凄い数の人ですが、まだ空いている方でした。この後ウロウロしながら写真を撮っていたら、仲間とはぐれて自分だけしばらく迷子になりました(笑)
隣の「雨ヶ岳」と「毛無山」。南アルプスもよく見えるのですが、そちらは人が多すぎて撮影できず(笑)
太陽が顔を出し始めました。慌てて富士山にカメラを向けます。
明けましておめでとうございます!初めてのダイヤモンド富士!感動です。
しばらく山頂で景色を楽しんだ後、早めに下山開始。遅くなると渋滞確実なので。
途中の分岐で「湖畔ルート」を選択し下山。ほとんどの登山者は富士山を眺めながら下山できる「石仏ルート」を選択しているようでした。「湖畔ルート」の方が距離が短く、人が少ないので早く下山できます。
でも「湖畔ルート」は途中から富士山が全然見えなくなります。日も当たらないので固くなった雪が結構残っていました。自分たちはチェーンスパイクを履いたので問題なかったのですが、ツボ足で下山していた人たちは滑る雪道で悪戦苦闘している様子でした。
色々とすっ飛ばして本栖湖まで戻ってきました。
本栖湖キャンプ場の臨時駐車場に無事帰還。車のフロントガラスには雪の結晶が残っていました。
新潟への帰路の途中で「ほうとう」を食べて帰りました。寒い時季に熱々のほうとう鍋は最高ですね。美味しかったです。おしまい。
竜ヶ岳ダイヤモンド富士の感想
竜ヶ岳での富士見登山は3回目でしたが、ダイヤモンド富士は初めてで感動しました。しかも元旦に天気も良くて最高の思い出になりました。
登山道は歩きやすく、登りは思っていたより渋滞せず良かったです。でも山頂手前は固くなった雪が残っていて、ツボ足で下山する人が滑るので結構渋滞していました。この時期は脱ぎ履きしやすいチェーンスパイクか軽アイゼンを持っていくと良いです。
ほとんどの人は登山装備でしたが、中には近所の散歩ついで?のような薄着でカバンも持たない人がいたのは驚きでした。せめて滑りにくい靴と防寒着は着ていきましょう。
この日使用した主な道具
サーモス 山専用ステンレスボトル900ml
暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。冬の登山では寒くてお湯を沸かすのも辛いときが多いので、この「山専ボトル」が大活躍します。
アイリスオーヤマ 使い捨てカイロ 貼る レギュラー 30枚
冬山は動いていないととても寒いので、防寒着だけでなくカイロを持っていくと良いでしょう。自分はお腹を壊したくないので、腹回りに4個貼って登ります(笑)
SOL(ソル) エマージェンシーブランケット XL 2人用
この日は使いませんでしたが、山頂の風が強いことを想定してエマージェンシーシートも持っていきました。1人用でもいいですが、大して重量や価格が違わないので2人用をお勧めします。