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「地獄谷野猿公苑」真冬に温泉で暖まるニホンザル

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地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)

・所在地:長野県下高井郡山ノ内町平穏6845

・温泉につかる野生の猿を見られることで有名

・公苑手前には間欠泉「渋の地獄谷噴泉」がある

 

最近、仕事が忙しい&休みと天気の相性が悪くて山に登れていません(涙)

そんな2月の下旬、仕事で長野市へ1泊2日の出張。2日目は午前で終わるので、どこかサクッと登れる山に登ろうかと山道具も持参して行きましたが、けっきょく天気がイマイチ。

ということで山登りを諦め、「地獄谷野猿公苑」で温泉につかる「Snow Monkey」を見に行ってきました。

 

 

駐車場情報

野猿公苑専用の駐車場に車をとめて、そこから歩いて行きます。この日は第2駐車場に駐車できました。

 

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野猿公苑専用の駐車場はいくつかあります。休日などは係員の人が誘導してくれます。シーズンによって駐車場の数も増減するようです。

 

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第1駐車場にはトイレもあります。この先は野猿公苑近くまでトイレがないので、ここで済ませて行きました。

 

電車やバスを乗り継いで行く場合は、公式サイトをご参照ください↓

公苑内での注意事項なども記載されているので、事前に読んでから行きましょう。日本語だけでなく、英語や中国語のパンフレットも掲載されています。

 

この日のコース

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駐車場 ⇒ 遊歩道入口 ⇒ (遊歩道) ⇒ 公苑管理棟 ⇒ 地獄谷野猿公苑 ⇒ 公苑管理棟 ⇒ (遊歩道) ⇒ 遊歩道入口 ⇒ 駐車場

 

往復距離:4.0km

累積標高差:(上り/下り)250m/250m

 

※往復距離と累積標高差は概測

※冬季は雪道歩きを想定した靴を履いて行きましょう

 

 

駐車場 ⇒ 地獄谷野猿公苑

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駐車場から公園入口まで道路を歩いて行きます。

 

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「猿座カフェ ENZA cafe」というおしゃれなカフェレストランもあります。

 

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駐車場から歩いて5分くらいで遊歩道入口に着きます。

 

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入口横のインフォメーション&ギフトショップ。

 

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入口には様々な注意書きと案内図、そして公苑のライブカメラ映像まであります。

 

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最初の階段を登ると、しばらくなだらかな遊歩道をゆるゆる歩いて行きます。雪道ですが、踏み固められていて滑りやすかったので、滑りにくい冬用の靴を履いて行くとよいでしょう。途中で泥道もあったので、長靴がベストです。

 

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道中にはニホンザルの生態や野猿公苑を紹介する看板がところどころに立っています。ちなみに入口~公苑間の距離も記されているので、あとどれぐらいで着くのか分かりやすいです。

 

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大きな倒木がありましたが、人が通れるように枝が切り落とされていました。暖かくなったら撤去されるのかな。

 

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昔ながらの標識もあります。ここがおおよそ中間地点。

 

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東屋がありますが、ベンチに雪が積もっていて休憩する人はいませんでした。

 

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左下方に流れる「横湯川」を眺めながら歩きます。

 

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景色がひらけ、建物が現れます。

 

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秘湯で人気の「地獄谷温泉後楽館」

 

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「後楽館」への橋は渡らずに、道なりに進みます。

 

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ここで働く人のバイクでしょうか。逞しさを感じます。

 

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「渋の地獄谷噴泉」が立ち上っているのが見えます。

 

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公苑入口への階段を登ります。

 

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ここら辺はしっかり除雪されていました。

 

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公苑入口の管理棟です。ここでチケットを購入して公苑へ入ります。

 

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チケット売り場左横のゲートを通って行きます。

 

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管理棟にはロッカーがあるので、不要な荷物や猿に盗られてしまう心配がある物はここに預けていきましょう。

 

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気温は約2℃。

 

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管理棟を抜けて公苑へ進みます。

 

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注意書きの看板。あ、もう猿いる(笑)

 

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2匹で身を寄せ合って毛づくろいしていました。

 

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人気の露天風呂が見えてきました。

 

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その手前の歩道端で1匹ちょこんと座っていました。背中がかわいい。

 

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到着~。沢山のニホンザルが入浴してます!そしてそれを取り囲んで見物したり写真を撮ったりする沢山のニンゲン。

 

 

 

地獄谷野猿公苑 ⇒ 駐車場

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10数年前の秋に訪れた時は入浴中の猿を見ることができなかったのですが、この日は沢山の猿が入浴していました。なお、ここは猿専用の露天風呂なので、人間は入浴できません(笑)

 

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ちなみに温泉に入るのは、メス猿と子猿がほとんどらしく、オス猿はあまり入らないのだとか。

 

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遠くを見つめている猿がウチの婆ちゃんに似てる(笑)

 

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そういえば「湯上りの猿は湯冷めしないのか?」と疑問に思っていましたが、全身が毛で覆われているのと、汗腺がヒトに比べて少ないので湯冷めしにくいそうです。

 

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ライブカメラ。このカメラの映像を遊歩道入口や管理棟、Webサイトなどで見ることができます。

 

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温泉に入らない猿を観察するのも楽しいです。

 

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特に子猿が遊んでいる姿がかわいいし面白い。

 

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この子は湯上りで1匹ポツンと座っていました。母親が温泉から出てくるのを待っているのでしょうか。

 

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山から駆け下りてくる猿。餌の時間や温泉に入る時以外は山の中で過ごしているそうです。

 

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そのまま観光客の足元を猛スピードで駆け抜けていきました(笑)

 

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温泉の猿を満喫したので戻ります。

 

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川沿いを歩く猿。

 

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必死に雪を掘る猿。何かを探しているのでしょうか?

 

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群れから離れた場所でじっと佇む親子。

 

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こちらも何かを探している様子の猿。

 

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温泉パイプの上でじっとしている猿も多かったです。暖かいのでしょうね。

 

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管理棟へ戻ります。

 

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最初に出会った注意書き看板の猿たちがまだいました。

 

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管理棟にはトイレやちょっとした物販スペース、展示物などがあります。

 

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管理棟を出て、来た道をそのまま戻ります。

 

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「渋の地獄谷噴泉」は残念ながら近くまで行くことができませんでした。

 

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ふと途中で横を見るとこれも温泉パイプでしょうか、1匹の猿が配管に抱き着いてじっとしていました。何でこんな離れた所に1匹でいるのか気になりました。

 

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「地獄谷野猿公苑」楽しかったです。

 

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遊歩道入口の温泉ガイド。今度はゆっくり温泉にも入りたいな。おしまい。

 

 

 

 

地獄谷野猿公苑の感想

「地獄谷野猿公苑」には10数年前の秋に一度訪れたことがあったのですが、その日は割と暖かい日だったせいか猿の入浴は見られませんでした。冬に行けば絶対に見られるよ!という友人の話を信じて再訪した甲斐がありました。

絶対に見られるかどうかは不確かな情報ですが、真冬の日中はかなり高い確率で温泉につかる猿を見られるようです。

登山をしていると山で猿を見かけることも多いのですが、間近でゆっくりと観察できることはほとんどありません。温泉に入る猿だけでなく、それ以外の行動をじっくりと観察するのも面白いです。

ちなみに往復で4kmの雪道&一部泥道歩きがあるので、歩きやすい防水の靴(できれば長靴)で行くことをおススメします。

 

 

この日使用したアイテム

Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット

デジタル一眼レフカメラのエントリー向けモデルです。軽量かつコンパクトなので登山にも持って行きます。多くのミラーレス一眼にも引けを取らない軽量さ。エントリー向けの使いやすさと、この価格帯では群を抜く性能の良さが魅力です。

 

「日本野鳥の会 レインブーツ」

日本野鳥の会の長靴です。フィット感が良く、素材も柔らかいので歩きやすいです。使用しないときはコンパクトに畳むこともできます。