多宝山(たほうざん)
・標高:633m
・所在地:新潟県新潟市西蒲区
・新潟市の山では最高峰
・山頂には気象レーダーの建物がある
・例年12月中旬~3月中旬は積雪期
「多宝山」は新潟市西蒲区の南端に位置し、弥彦山と角田山の間にある山です。人気の山に挟まれて地味な印象ですが、実は新潟市の最高峰です。山頂が狭いとか見晴らしがいまいちとか言われてあまり人気の無い多宝山ですが、登山道は登りやすいし山頂から弥彦山へもけっこう近いので縦走もしやすいです。
多宝山へ登るルートとしては、 主に3つあります(岩室神社ルート、天神山ルート、石瀬神社ルート)。この日はその中で最も人気な天神山ルートで登ってきました。
この日の山行記録
駐車場情報
スタート地点の丸小山公園には、35台分の駐車場と、きれいなトイレがあります。丸小山公園の情報は下記リンクをご参照ください。
この日のコース(ピストン)
丸小山公園 ⇒ 天神山 ⇒ 石瀬峠 ⇒ 多宝山山頂 ⇒ 石瀬峠 ⇒ 天神山 ⇒ 丸小山公園
往復距離:7.6km 累積標高差:(上り)940m(下り)940m
標準コースタイムは、往路2時間00分、復路1時間30分です。
※往復距離と累積標高差は概測
丸小山公園 ⇒ 天神山
丸小山公園の駐車場に車を停め、トイレをお借りして準備万端。公園の奥に進みます。
広々とした公園は休日には家族連れで賑わいます。
公園奥に天神山の登山口があります。
この奥を進みます。経由する天神山までの距離は約1.3kmです。
序盤は砂利道を歩いて行きます。
しばらく歩くと水道局の建物があります。
水道局の建物に向かって左に登山道があります。
登山道は急登箇所もありますが、全体的に歩きやすい道です。
距離や方向を示す標柱が沢山設置されているので、とても分かりやすいです。
金網フェンスが並ぶ道を下りて行きます。
道路を挟んで向かいに登山道が続いています。
「天地人」ののぼりがいくつか立っています。
「物見台」です。スタートからここまで大体30分ぐらい。
「物見台」は敵の軍勢を観察できる場所だったそうです。天神山ではこのような城跡の説明が書いてある看板が立っています。
越後平野が見渡せます。休憩ポイントとして最適な場所です。
先に進みます。
「土塁・石塁」看板の箇所から右側に下りると「武者溜り」や「ひょうたん池」があります。
「ひょうたん池」
「武者溜り」。ここは春先にカタクリの花が沢山咲きます。
では登山道へ戻ります。
苔むした岩。
空壕(からぼり)跡がいくつかあります。
天神山山頂に到着です。
天神山山頂からは越後平野の景色が見渡せます。
小さなケルンが積まれていました。
天神山 ⇒ 多宝山山頂
天神山山頂奥から多宝山方面へ進みます。石瀬峠へ下ります。
分岐があるので標識に従って「←多宝山」と書かれた標識に従い進みます。ちなみに「石瀬峠」まではけっこう下ります。
「石瀬峠」に出ます。弥彦山スカイライン沿いにあります。
「石瀬峠」から多宝山方面へ登って行きます。ここの木製の階段は滑りやすいので気をつけてください。
後はひたすら標柱に従って進めば迷うことなく山頂へ着きます。
最後の分岐に出ます。
標識に従い、多宝山山頂方面へ進みます。
山頂手前で最後の急坂があります。
坂を登り切るとなだらかな道に出ます。
しばらく歩くと山頂が見えてきます。
多宝山山頂に到着です! 右の建物は気象レーダーらしいです。
多宝山山頂 ⇒ 丸小山公園
気象レーダーの建物があるので日本海側の景色は見えませんが、平野側の景色が見えます。
隣の弥彦山が見えます。ちなみに多宝山山頂から約30分ぐらいで弥彦山へ縦走できます。
写真ではちょっと分かりにくいですが猫がいました。エサをあげたいのを我慢します。
一等三角点とベンチが一つだけあります。山頂は独り占めだったのでベンチで休憩できました。この日は時間がなかったのでご飯は無し。
それでは下山します。
登りと同様に、標柱と標識を確認しながら下ります。
石瀬峠への木製の階段は滑りやすいので気をつけてください。
石瀬峠から天神山へ戻る道の登り坂が地味に疲れます(汗)
天神山山頂。
「物見台」から見る越後平野の景色は何度見てもいいです。
丸小山公園に戻ってきました。 おしまい。
多宝山の感想
多宝山は登山道が分かりやすく登りやすいので、初心者の方でも安心して登れます。弥彦山の表参道コースと同じくらいの距離や標高ですが、多宝山の方がアップダウンがあるので累積標高差はちょっと上です。山頂などでの休憩のために折りたたみの座布団や軽量のチェアがあるといいと思います。
ちなみに、多宝山山頂から弥彦山への縦走は片道30分ぐらいのコースタイムなので、時間や体力が残っていたら縦走してみるのも面白いです。
下山後に立ち寄る温泉
丸小山公園のすぐ近くにある「よりなれ」
丸小山公園から数分のところにある「だいろの湯」
この日使用した主な道具
ロゴス(LOGOS) キュービックチェア
300gと軽量のチェアです。小さいですが、さっと広げてすぐに座れるので比較的短時間の休憩にはとても便利です。
サロモン TRAIL20
超軽量バックパックです。真夏の荷物が少ない山行時はこれを使用することが多いです。
サロモン(SALOMON) X ULTRA 3 MID GTX
サロモンの軽量トレッキングシューズ。片足重量450g(27.0cmの場合)と軽いので、夏の日帰り山行でよく使います。