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天気の良い冬の「谷川岳」で絶景を眺める(天神尾根コース)

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谷川岳(たにがわだけ)

・標高:1,977m

・所在地:群馬県利根郡みなかみ町、新潟県南魚沼郡湯沢町

・日本百名山

・ロープウェイを利用して、標高1,300m位から登山を開始することができる

・例年11月~4月上旬は積雪期

 

以前、夏期の「谷川岳」についてご紹介しましたが、今回は冬の「谷川岳」です。つまり雪山。登山を始めた頃は冬の谷川岳に登るなんて想像もしていませんでしたが、今では毎年登るようになりました。ロープウェーで標高を稼げて、(天気が良ければ)山頂からの景色が素晴らしいので、冬でも多くの登山者に人気です。

 

今回は2月上旬の平日に登ってきました。てんくらA、見晴らし予報も良さそうということで天気の悪い新潟を抜け出し、みなかみ町へ向かいました。

 

 

駐車場情報

駐車場情報とベースプラザについては夏期に行った時の記事をご参照ください。

 

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ロープウェー往復チケットを購入。チケット売り場横に登山ポストがあるので、必ず登山届を出してから行きましょう。

 

この日のコース

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土合口駅 ⇒ 天神平駅 ⇒ 避難小屋 ⇒ 肩ノ小屋 ⇒ 山頂(オキの耳) ⇒ 肩ノ小屋 ⇒ 避難小屋 ⇒ 天神平駅 ⇒ 土合口駅

 

往復距離:7.0km 累積標高差:(上り)870m(下り)870m

標準コースタイム(夏期)は、往路2時間40分、復路2時間10分です。

冬期(雪山)のコースタイムは一般的に夏期よりも長くかかります。積雪量や天気によって大きく影響されるので、余裕を持った計画を立てましょう。

 

※「天神平駅」を起点にした数値になっています(距離、標高差、時間)

※往復距離と累積標高差は概測です

 

 

天神平駅 ⇒ 肩ノ小屋

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ロープウェーで「天神平駅」に到着。アイゼンを装着したりして身支度を整えます。

 

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谷川岳が見える方向のゲレンデ横に登山コースがあります。夏期は巻き道でゆるゆる天神尾根へ上がる感じですが、冬期は直登気味に上がります。

 

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前日に雪がそこそこ降ったらしいのですが、先行の人たちが作ってくれたトレースのおかげでかなり楽でした。ありがたいですね~。

 

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序盤の急坂を登りきったところで振り返るとこんな感じ。

 

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そこから先はトラバース道になるのでかなり楽になります。

 

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尾根に上がってしばらくなだらかな道が続きます。

 

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青空で本当に気持ちがいい!尾根に上がってからは見晴らしもいい!

 

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避難小屋が見えてきました。

 

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「熊穴沢避難小屋」です。例年この時期は埋まってほぼ見えなくなるので、やはり暖冬で雪が少ないのでしょう。

 

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ここから山頂まではひたすら登りが続きます。

 

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傾斜の角度はこんな感じ。

 

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でも景色が良いので全然辛くない。

 

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暑くなってきたので、ここで上着を脱ぎました。

 

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「天狗のとまり場」

 

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「(天神尾根の)ザンゲ岩」。風が強くなってきて急激に寒くなってきたので、さっき脱いだ上着をここでまた着ました(笑)

 

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小屋とケルンが見えてきました。

 

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「肩ノ小屋」に到着。雪化粧してまるでケーキのよう。

 

 

 

 

肩ノ小屋 ⇒ 谷川岳山頂

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では、まず「トマの耳」へ向かいます。

 

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「トマの耳」は近いのですぐに着きます。景色が360°見渡せます。

 

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絶景ですなー。

 

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次は「オキの耳」に行きます。冬は「トマ」で折り返す人も多いです。

 

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鞍部までの急坂を下ります。雪面がちょうどいい感じだったので、アイゼンがよく効いて下りやすかったです。

 

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自然の造形美。

 

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雪で「谷川」までしか見えませんが、「オキの耳」(標高1,977m)に到着!

標識がほとんど雪に埋まっていました(笑)

 

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「オキの耳」の先の「富士浅間神社奥の院」まで行ってみました。1人先行して行かれた方のトレースがあったので歩きやすかったです。

※ピッケルで滑落停止できない人は、「オキの耳」までにした方がよいです。

 

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途中、滑り落ちたらヤバそうな箇所もあります。必ずピッケルを持っていきましょう。

 

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「富士浅間神社奥の院」に到着。鳥居も雪で隠れそう。お参りして戻りました。

 

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壮大な谷川連峰。

 

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シュカブラ(雪風紋)がきれいでした。

 

戻る途中に景色を撮影した動画です。 

 

 

 

谷川岳山頂 ⇒ 土合口駅

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「オキの耳」を経由して「トマの耳」へ戻ります。

 

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「トマの耳」から「肩ノ小屋」へ下ります。

 

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「肩ノ小屋」まで戻り、ここでお昼休憩。

なお、小屋のトイレは冬期閉鎖で使用できません。小屋も無人になり、緊急時の避難小屋となります。

 

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さてご飯も食べたし下山しまーす。

 

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急坂の下りは雪がモフモフの所をあえて歩いていきます。危険箇所でなければ、固い斜面を歩くより楽です。

 

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後半はBCの人たちの滑った跡で登山トレースが分かりにくくなっていました。ルートを間違えないように確認しながら歩きます。

 

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「天神平駅」が見えてきました。

 

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登ってきた時と同じようにロープ伝いに下ります。

 

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「天神平駅」に戻ってきました。楽しかったです。おしまい。

 

冬の谷川岳の感想

谷川岳はロープウェーで標高を稼げるのと、危険箇所が少なく、景色が素晴らしいので、冬も大人気で多くの登山者が訪れます。天気が良く、雪の状態が良い土日になると、ボーダーやスキーヤーも相俟ってチケット購入窓口に長蛇の列ができます。

なお、BCの人たちが滑り降りた後だと、登山者のトレースが分かりにくくなるので注意が必要です。なるべく早い時間帯に下山できれば、トレースもそれほど荒れていないと思います。

 

下山後に立ち寄った温泉

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今回も「ホテル湯の陣」に寄りました。露天風呂は気持ちいいし、食事もできるし、休憩場所もあるし、お土産も買えます。ロープウェー乗車券提示で割引になります。

 

この日使用した主な道具

ペツル(PETZL) クランポン イルビス(IRVIS)

ペツルの10ポイント長爪クランポン(アイゼン)です。後ろコバがあるブーツに対応。クランポンのベイルを交換することで、前コバのあるブーツにも対応できます。

 

前後にコバの無いブーツの場合はこちら。

 

ブラックダイヤモンド(Black Diamond) アルパインゲイター

生地がしっかりしていて、少しぐらいアイゼンの爪が擦れても破れません。ベルクロだけでなくジッパーが付いているので、雪や水の侵入をしっかり防ぎます。ベルトの調節もしやすいです。

 

MAGIC MOUNTAIN 登山用 アルミわかん ラッセル2

この日は使用しませんでしたが、ワカンも一応持っていきました。シンプルなアルミフレームのワカンです。ワカンはスノーシュー程浮力はありませんが、軽量なのと小回りが利くので、急坂や細道の多い雪山登山に適しています。

 

Grivel ピッケル ネパールSA

初心者にも扱いやすく、頑丈なピッケル。重量は軽い方ではありませんが、その分頑丈で滑落停止時に威力を発揮します。ヘッドカバー、石突カバー付リーシュも付属しています。

 

SHOWA GLOVE TEMRES 02 winter ブラック

作業用グローブで実績のあるショーワグローブによるアウトドア防寒グローブ。安くて防寒性に優れています。雪の里山登山に最適です。「01 winter」にカフやストラップが付いてさらに便利になっています。

 

サーモス 山専用ステンレスボトル900ml

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。冬の登山では寒くてお湯を沸かすのも辛いときが多いので、この「山専ボトル」が大活躍します。