戸倉山(とくらやま・とぐらやま)
・標高:975m
・所在地:新潟県糸魚川市
・山頂は開けていて、雨飾山や海谷山塊、北アルプスなど名峰が眺められる
・道中では「しろ池」、「角間池」といった2つの池を眺めることができる
・例年11月下旬~3月は積雪期となる
「戸倉山」は、新潟県糸魚川市にある標高975mの山です。標高550m地点から登り始めることができるので、単純標高差で420m程。山頂までの距離も往復で6km程とそれほど長くありません。初心者でも登りやすい山です。
山頂は広くありませんが、眺めがとても良いのが魅力の山です。また、道中では「しろ池」、「角間池」といった池を眺めることができます。紅葉にはまだ早かったですが、秋の訪れを感じに登ってきました。
駐車場情報
駐車場へは「雨飾山麓しろ池の森」を目指して進みます。
駐車場はきれいに舗装されており、約60台は駐車可能です。駐車料金も無料です。
キャンプ場管理棟の「原の館」です。
管理棟1階は休憩スペースになっていて、水洗トイレがあります。冷蔵庫はキャンプ場利用者用でしょうか。
※管理棟は冬期間閉鎖されるのでご注意ください
この日のコース
「しろ池の森」から登り、「しろ池」と「角間池」を巡るルートをピストンしてきました。
駐車場 ⇒ しろ池 ⇒ 角間池 ⇒ 山頂 ⇒ 角間池 ⇒ しろ池 ⇒ 駐車場
往復距離:5.8km
累積標高差:(上り/下り)470m/470m
このコースでの標準コースタイムは、上り1時間30分、下り1時間10分だそうです。
※往復距離と累積標高差は概測
原の館~しろ池
「原の館」のすぐ横に登山口があります。「どんぐりの小径」と書かれたこの道から登って行くこともできますが、「しろ池」手前までは舗装路でも歩いて行けます。
この日は途中まで舗装路を歩きました。
途中で分岐があります。左の舗装路を道なりに進んでも、中央の山道を進んでも同じ地点へ辿り着きます。東屋のある展望台へ寄りたかったので、ここから山道へ入りました。
ちょっと登ると東屋があります。
東屋から糸魚川市の街並みと日本海が眺められます。中央の木がちょっと邪魔ですが(笑)
歩きやすいなだらかなアップダウン。
これから登る「戸倉山」山頂方面が見えます。
しばらく歩いて行くと舗装路からのルートと合流します。
「しろ池」が見えてきました。トイレと東屋があります。
立派な東屋があります。鉄骨で頑丈な造りです。
東屋の奥には広大な「しろ池」が広がっています。名前からして白いのかと思いきや、エメラルドグリーンの池です。風も少なく、きれいな水鏡が見られました。奥に見える先っちょが尖っている山は「雨飾山」です。
しろ池~角間池
「しろ池」の周囲は遊歩道になっていてぐるっと一周できます。
左へ行くと遊歩道。遊歩道は下山時に行くとして、右の登山道へ進みます。
「塩の道」と合流します。
少し登ると、「諏訪神社の社」があります。「しろ池」を上から眺められるポイントです。奥には海谷山塊も見えます。
「しろ池」の眺めを満喫し、再び登り出します。
時々見える海と糸魚川の景色。
分岐に出ました。
標識に「角間池、戸倉山」と書かれた方向を進みます。
ゆるやかな坂を登って行きます。
「角間池休憩所」の小屋が見えてきます。
「角間池」の前にはベンチがあり、休憩ポイントになっています。
「角間池」です。「しろ池」よりも小さいですが、山の中腹にある池としてはなかなかの大きさです。
角間池~山頂へ
「角間池」から山頂方面へ進みます。
かっこいいデザインの「塩の道」標識石。
「角間池」から先は斜度が強くなってきます。
ある程度登ってきたところで尾根道に変わります。
紅葉が少しだけ始まっていました。
途中にある見晴らしの良いポイント。奥には冠雪し始めた北アルプスの山々が。
山頂に近づくにつれ、急登になります。
徐々に開けてきました。
山頂手前の分岐。標識に従い、左の山頂方面へ進みます。
戸倉山山頂(標高975m)に到着!
山頂はあまり広くありませんが、眺めがとても良く、海谷山塊や雨飾山、北アルプスなどがよく見えます。
荒々しい岩肌の明星山、その奥に青海黒姫山。
日本海も見えます。
山頂でお昼を食べ、ゆっくりと景色を眺めながら休憩。
下山は登ってきた道をそのまま下りました。
駐車場に戻ってきました。おしまい。
戸倉山の感想
「戸倉山」は標高差や距離もさほどなく、登山道も歩きやすいため初心者にもおすすめの山です。認知度が低い印象がありますが、山頂の見晴らしも良く、周辺には名峰も多いためとても素晴らしい景色が広がっています。おすすめの時季は初春と秋です。
登る際は熊鈴を着用し、なるべく複数人で登りましょう。
この日使用した主な道具
THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900
暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。沸騰させたお湯を入れて行けば、バーナーを持って行かなくても山でカップ麺や温かい飲み物を楽しめます。夏には氷を沢山入れて持って行き、山頂でキンキンに冷えた飲み物を味わえます。
snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル
ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。
東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付
簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。