鶴ヶ城(つるがじょう)
・地元以外では会津若松城(あいづわかまつじょう)と呼ばることが多い
・天守などの建造物は戊辰戦争後に取り壊されたが、昭和40年に再建された
・日本100名城に選ばれている
・鶴ヶ城公園は「日本さくら名所100選」に選ばれている
・毎年9月下旬に「会津まつり」が会津若松市内で開催される
「鶴ヶ城」は難攻不落の城と言われ、戊辰戦争時に会津藩が新政府軍の猛攻を1か月もしのいだ名城です。白虎隊や新撰組などでも有名です。
この日は磐梯山に登る予定で福島県へ訪れましたが、せっかくなので寄り道して鶴ヶ城観光もしてきました。
鶴ヶ城(会津若松城)
鶴ヶ城(会津若松城)の場所とアクセス方法
住所:〒965-0873 福島県会津若松市追手町1-1
車で行く場合
磐越自動車道「会津若松IC」から車で約20分です。
市営駐車場が周辺に3か所あります。合計で普通車360台駐車可能らしいです(有料)。
公共交通機関で行く場合
・会津若松駅から会津周遊バスが出ています ⇒ まちなか周遊バス - 会津バス
・西若松駅から徒歩で25分
鶴ヶ城天守閣の入場料金や時間など
天守閣への入場 8:30~17:00(入場締め切りは16:30)
入場料金 410円、子ども150円
※時間や料金に変更があるかもしれないので、詳細はWebサイトをご参照ください ⇒ 会津若松観光ビューロー|鶴ヶ城 会津若松城 御薬園 松平家廟所
東口駐車場~天守閣はこんな感じ
東口駐車場に車をとめました。駐車場にはきれいなトイレもありました。駐車場から出たところに、新島八重の銅像がありました。
▼鶴ヶ城の駐車場情報は下記「odekake7.net」さんのページに詳しく載っていました▼
道路を渡って東口の入口へ向かいます。
案内MAPや企画展示の大きな看板があります。時期によって展示が変わるんですね。
手前の看板が妙に目立っています。イケメン武士にVRとAR。凄い時代になったもんだ。⇒戊辰150周年記念事業「VR」と「AR」で体験「幕末の会津若松」! | 会津若松市
二の丸と本丸を結ぶ「廊下橋」。
石垣が高いです。
廊下橋を渡って本丸へ。
また楽しそうな看板が出ていました。9月の3連休限定「會津十楽」。残念ながらこの日は平日...
~会津で花開いた独自の食や工芸文化を体感できる會津十楽 現代に再現された味覚やデザインに触れ400年前にタイムスリップ~
洗練された南蛮文化の他、漆器や酒造りを奨励した蒲生氏郷公。織田信長公の“楽市”をさらに発展させた「十楽」という制度を城下に敷き、経済・文化振興を図りました。この制度を再現する物産イベント「會津十楽」です。
南蛮寺をイメージしたオリジナルデザインの南蛮小屋(ブース)を並べ、 時代衣装を身に纏ったスタッフが当時の食文化、当時の食を再現した「食楽」、匠の技を展示・販売する「匠楽(しょうらく)」、お伽衆朗読劇や絵付け体験などの「興楽(きょうらく)」など3つのコーナーで400年前の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を再現します。
天守閣が見えてきました。
右の建物でチケットを購入して天守閣へ入場します。「茶室麟閣」にも行きたい人は、茶室麟閣共通券を購入するとバラバラに購入するよりお得です。
なお、写真撮影禁止エリアがあるので、天守閣内部の写真はほとんど撮っていません(禁止されていないエリアも写真撮るのを忘れてました)。
で、もう最上階の5層です(笑)
★1〜3層は博物館になっていて、会津藩、会津の歴史に関する貴重な資料が多数展示されています。
最上階からは会津の街並みが360°見渡せます。
これ見ながら山座同定しようかと思ったんですけど、
山の方ものすごく曇っててよく分かりません...(涙)
でも見晴らしは抜群です!
小学生たちがお城の写生をしていました。
天守閣を下りて行くと、最後にお土産ショップを通ります。素晴らしいシステムです(笑)
ショップの奥に先ほどのVRシアター会場があります。VRだけじゃなく、南走長屋や壁面の造り、干飯櫓といった所を見て回ることができます。
NHK大河ドラマ「八重の桜」で使われた衣装が展示されていました。
写真ありませんがVRを観て来ました。3つのストーリー「幕末の鶴ヶ城の中を巡る」「城下町を巡る」「鷹になった気分で空から城下を巡る」があり、観客が手を挙げて一つ選べるシステムです。なかなか面白かったです。
VRを観終わった後は、奥の南走長屋や壁面の造り、干飯櫓を見て回りました。展示物の武具に触りたいけど触っちゃダメ...
狭間(さま)から銃撃体制をとっている人形。
石落としを狙っている人形。
ここにある刀と鉄砲だけは触ることが許可されていました。もちろん、刀は抜けませんし、鉄砲は撃てませんが、その質感や重さを体験することができます。「こんなに重かったのです」と書いてありましたが、「意外と軽いな...」と思ったのは私だけじゃないはず(笑)
記念撮影スポット。天守見学はここまで。
ショップスペースに戻って外へ出ました。
天守以外に見て回ったところ
鉄門(くろがねもん)
公園の芝生がキレイです。
順番が逆になってしまいましたが、表門の鉄門(くろがねもん)をくぐってみます。
迫力があり厳かです。
ちょっと遠目から撮ってみた天守閣と鉄門。
茶室「麟閣(りんかく)」
その後に回ったのが茶室「麟閣(りんかく)」。受付でチケットを提示して入場します。ついでにお茶席代(600円)を支払って、最後にお茶菓子をいただくことにしました(利用しない場合は支払う必要ありません)。
千家ゆかりのお茶室「麟閣」
天正19年(1591)千利休は豊臣秀吉の怒りを買い死を命じられました。秀吉の怒りが千家一族に及び利休の茶道が絶えるのを惜しんだ、時の会津城主「蒲生氏郷」は、利休の子少庵(しょうあん)を会津にかくまい、千家の再興を願いでたのです。この恩義に報い少庵が建てたのがこの「麟閣」と伝えられます。その結果、少庵は許され、京都へ帰り千家を再興することができたのです。
最後にお茶席で休んで行きました。受付で購入したお茶席の券をスタッフに渡します。
庭園のお茶席の方が趣深かったのですが、中の方が空調が効いていて涼しかったので中にしました(笑)
お抹茶と薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)。抹茶は冷たいのと温かいのどちらも選べます。美味しかったです。薯蕷饅頭は売店で購入もできるらしいです。
茶室「麟閣」、とても良かったです。おススメ。
看板が出ていた「會津十楽」はやはり開いていませんでした。
9月の3連休は開催されるようです。
他にも色々と見たかったのですが、時間が無くなってきたので戻ります。
おしまい。
感想
鶴ヶ城(会津若松城)は小学生の頃に修学旅行で一度訪れているはずなのですが、記憶がほとんど残っておらず、初めて見るように楽しめました。広大な敷地の城址は色々と見ごたえがあり、手入れがしっかりされている施設や緑もとてもきれいでした。秋になると紅葉が、春は桜がとてもきれいだそうです。
VRやARなども含めて、若い世代でも楽しめるように魅せる工夫をしているなぁと思いました。それにしても、未だに甲冑や刀、鉄砲を見るとワクワクしてきます(笑)
また時間がある時に、回れなかった所を見に来ようと思いました。
この日使用したアイテム
「Nikon デジタル一眼レフカメラ D3500」