3PEAKS

新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

新潟県を代表する山「弥彦山」(表参道コース)

f:id:threepeaks:20190403183137j:plain

弥彦山(やひこやま)

・標高:634m(東京スカイツリーと同じ高さだそうな)

・所在地:新潟県弥彦村、長岡市

・9合目までは車やロープウェイでも行け、売店やレストランもある

・山頂には彌彦神社の御神廟がある

・例年12月中旬~2月は積雪期となる

 

「弥彦山」は麓に「彌彦神社」があり、9合目まで車やロープウェイで上がれるので、登山をしなくても気軽に展望を楽しめる人気スポットです。

一番人気の登山コース「表参道コース」は、近隣の小学校が遠足で登るほど、整備されて登りやすく、道も間違えようがないコースになっています。

 

 

駐車場情報

f:id:threepeaks:20190620231426j:plain

自家用車の場合は彌彦神社・競輪の無料駐車場を利用します。駐車場は沢山ありますが、年末年始や桜が満開の週末、紅葉真っ盛りの週末などはとても混雑します。

 

▼公共交通機関で行く場合▼

f:id:threepeaks:20190620232707j:plain

電車で近くの「弥彦駅」まで来て、そこから歩いて行くこともできます。

弥彦駅はまるで神社のような形です。弥彦駅から彌彦神社までは徒歩で15分くらいです。隣には「弥彦公園」があるので、時間があったらぜひ寄ってみてください。

 

f:id:threepeaks:20190620232930j:plain

弥彦駅~彌彦神社の道中には、足湯スポットや「おもてなし広場」があります。

 

この日のコース

弥彦山の登山コースとしては主に3つあります(登山口概要/標準コースタイム)。

①表参道(彌彦神社から/登り1時間30分+下り1時間20分)

②裏参道(長岡市の西生寺から/登り1時間30分+下り1時間20分)

③田ノ浦(新潟市西蒲区間瀬から/登り2時間30分+下り2時間00分)

その他にも、隣接する山から縦走するコース(八枚沢コース等)もありますが、初心者の方には①または②のコースをお勧めします。

今回は一番人気のある「表参道コース」の紹介です。

 

f:id:threepeaks:20190905213422j:plain

第1駐車場 ⇒ 彌彦神社 ⇒ 9合目 ⇒ 弥彦山山頂 ⇒ 9合目 ⇒ 大平園地 ⇒ 9合目 ⇒ 彌彦神社 ⇒ 第1駐車場

 

 

彌彦神社 ⇒ 弥彦山山頂

f:id:threepeaks:20211201203930j:plain

せっかくなので、登山前に彌彦神社に参拝していきます。第1駐車場から彌彦神社の参道へ進みます。

 

f:id:threepeaks:20211201204223j:plain

境内案合図があります。下山後に色々と周ってみるのもいいですね。

 

f:id:threepeaks:20211201204349j:plain

f:id:threepeaks:20211201204410j:plain

神社奥の拝殿まで来ました。登山の無事と、煩悩にまみれたお願いごとをしました(笑)

登山道へは、拝殿に向かって左側の方に抜けます。

 

f:id:threepeaks:20211201204535j:plain

登る前に神社のトイレをお借りしました。ここはとても綺麗で休憩所もあります。

 

f:id:threepeaks:20190620235147j:plain

「万葉の道」の標識が示す方へ進みます。ロープウェー乗り場と同じ方向です。

 

f:id:threepeaks:20211201205228j:plain

f:id:threepeaks:20211201205249j:plain

しばらく歩くとコース案内図があります。

 

f:id:threepeaks:20211201205326j:plain

登山口の鳥居が現れるので、ここをくぐって登山開始です。

 

f:id:threepeaks:20190401000952j:plain

序盤はなだらかな樹林帯を歩いて行きます。

 

f:id:threepeaks:20200328005914j:plain

少し進むと階段道になり、右手に「清水茶屋」という独特の雰囲気の茶屋が現れます。コーヒーやお茶、ところてんなんかを売ってます。

ちなみに弥彦山の登山バッジは以前ここで買えたそうですが、もう販売はしていないそうです。

 

f:id:threepeaks:20211201205510j:plain

茶屋の先からは、つづら折りの登りが始まります。

 

f:id:threepeaks:20211201205427j:plain

一合目から九合目まで、きちんと標識があるのでペース配分しやすいです。表参道コースにはところどころベンチが設置されています。

 

f:id:threepeaks:20190401003915j:plain

登りやすい道が続きますが、ちょっと単調な階段が多めですが(笑)

 

f:id:threepeaks:20190401004659j:plain

f:id:threepeaks:20200328012314j:plain

湧水が出ているのか、年中濡れていて滑りやすい道があるので気をつけて歩きましょう。

 

f:id:threepeaks:20211201205613j:plain

三合目を過ぎると、五合目までショートカットできる道が現れます。

 

ただし、このように「通行禁止」の看板が出ているので、矢印に従って正規ルートで進みましょう。

 

f:id:threepeaks:20190401004743j:plain

四合目の手前で尾根道になり明るくなります。

 

f:id:threepeaks:20200328010412j:plain

尾根道はちょっと階段が多めですが、視界が開けて見晴らしがよくなります。これは春先の写真。

 

f:id:threepeaks:20200328010520j:plain

四合目。ヤマガラが集うポイントの一つ。

 

f:id:threepeaks:20190401004928j:plain

f:id:threepeaks:20190401010054j:plain

秋は紅葉を眺めながら歩きます。

 

f:id:threepeaks:20190401010114j:plain

五合目の鳥居。鳥居の裏で、先ほどのショートカット道と合流します。

 

f:id:threepeaks:20200328013141j:plain

ついでに言うと、この五合目から七合目過ぎまでのショートカット道もあるのですが、急坂の細い尾根道で足場も脆く滑りやすいので、初心者は絶対に行かないようにしましょう。


のんびり正規ルートで行きましょう。ところどころで休憩できるベンチがあるのもいいですね。

 

f:id:threepeaks:20211201205945j:plain

こんな石の階段道もあるので、足元に注意しながら進みます。

 

f:id:threepeaks:20200328013248j:plain

f:id:threepeaks:20211201210019j:plain

橋を渡る箇所が2つあります。

 

六合目過ぎに「里見の松」の東屋があります。友人はここを”バス停”と呼んでいます。新潟の田舎によくあるバス停に似ているからですが、もちろんバスは来ません。

 

「里見の松」は越後平野の見晴らしが良いので、絶好の休憩ポイントです。でも休日は混んでて休憩できないことも多いです(笑)

 

 

 

f:id:threepeaks:20200328013817j:plain

f:id:threepeaks:20211201210048j:plain

七合目には水場があります。

 

f:id:threepeaks:20200328014103j:plain

2つ目の橋を渡ります。

 

f:id:threepeaks:20200328014214j:plain

ときどき電柱があります。自然に浸っていた気分が興ざめしてしまうかもしれませんが、これのおかげで便利な設備が利用できるのです(笑)

 

f:id:threepeaks:20200328014538j:plain

建物が見えてきたよー。

 

f:id:threepeaks:20190401011403j:plain

九合目に到着!もうここがゴールみたいな気分です。九合目に来ると、ロープウェイや車で来た人たちもいるので人が急に増えます。「田ノ浦コース」もここで合流します。

 

この標柱裏の藪道が「田ノ浦コース」とつながっています。ここから急に人が現れて驚く人が多いです(笑)

 

奥には日本海が見えます。山頂へ向かうには、分岐を左へ進みます。右側に行くと、展望レストランや売店、ロープウェイ山頂駅などがあります。

 

それでは山頂へ行きましょう。また連続で階段を登ります。登山を始めたばかりの頃は、終盤の階段続きでヒーヒー言ってましたが、今ではヒョイヒョイ登れるようになりました。

写真はありませんが、途中テレビ局のアンテナ塔が沢山建っています。

 

九合目から10分ほど歩くとこの鳥居と社務所にたどり着きます。この奥が山頂です。

 

f:id:threepeaks:20190401013736j:plain

f:id:threepeaks:20190401013756j:plain

山頂の彌彦神社奥宮に到着です!標高634m。お参りしていきましょう。
 

日本海側の景色。ベンチもあるので、ここで景色を眺めながら休憩する人も多いです。

 

越後平野側の景色。弥彦山の山頂からは、海側と平野側両方の景色を楽しめます。

 

少し休憩したら、九合目まで戻って展望レストランや売店などに寄り道しましょう。上の写真奥に見えるのは弥彦山パノラマタワーです。さらにその奥にそびえる山は新潟市最高峰の「多宝山」です。

 

 

 

展望台へ寄り道~9合目 ⇒ 彌彦神社

山頂から9合目を経由し、展望台の建物に来ました。ここで食事をしたり、水分補給をすることがあります。

 

f:id:threepeaks:20200328020909j:plain

1階には売店があり、お土産なんかも売ってます。

 

f:id:threepeaks:20200328020826j:plain

レストランは2階にあります。

 

パノラマタワー。一度乗ってみたいです。

 

弥彦山スカイライン山頂駐車場です。紅葉シーズンにはとても混雑します。

その奥のジグザグの道を登った所にある丘が「大平園地」。さらにその奥にそびえる山が新潟市最高峰の「多宝山」。

 

遊園地「わくわく遊園」があったりします。古き良き昭和の香りがする小さな遊園地です(笑)

 

ロープウェイ山頂駅です。実は弥彦山ロープウェイには乗ったことがないで、一度乗ってみたいです。

 

f:id:threepeaks:20200328022002j:plain

日本海の眺めが素晴らしいです。

 

f:id:threepeaks:20200328021928j:plain

一度階段を下りて車道(スカイライン)を渡り、「大平園地」まで足を延ばしてみます。アップダウンがあるので、既にこの時点で疲れている人は行かない方がいいかも。

 

「大平園地」から眺める「弥彦山山頂方面」。左手には越後平野、右手には日本海。

 

「大平園地」はぐるっと周囲の景色を見渡せるので、天気の良い日はぜひ寄ってみてほしいスポットです。ただし、雨風が強い日は逆に寄らない方がいいです(笑)

園地の奥はちょっとした広場になっていて、ピクニックするにはいい場所です。

 

f:id:threepeaks:20200328022809j:plain

のんびり休憩できたので、弥彦山へ戻ります。また道路(弥彦山スカイライン)に下りて、弥彦山九合目まで登り返します。

 

f:id:threepeaks:20200328015000j:plain

下山は九合目の分岐まで戻って、登ってきた道をそのまま下山しました。

 

f:id:threepeaks:20200328015648j:plain

八合目と七合目の途中に、五合目までのショートカット道がありますが、間違えてそちらへ進まないように気をつけましょう。

 

f:id:threepeaks:20211201211204j:plain

正規ルートをのんびり下って行きます。

 

f:id:threepeaks:20200328015323j:plain

登山口近くの「清水茶屋」が見えてきました。

 

f:id:threepeaks:20211201211821j:plain

下山後は彌彦神社の参道や周辺のお店を眺めながら駐車場へ戻りました。おしまい。

 

 

弥彦山の感想

「弥彦山」は車やロープウェイでも行ける山ですが、自分の足でも比較的容易に登れる山なので、初心者に人気の山です。9合目にはレストランや売店もあるので、極端な話をすると片道分の水分とお金さえ持っていけば登れます(笑)

ちなみに、弥彦山脈(弥彦山、多宝山、角田山、国上山など)には熊がいません。そういう意味でも、弥彦山は初心者でも安心して登山に挑戦できる山です。

表参道コースを登ったら、次は裏参道コース、その次は田ノ浦コースなど徐々にステップアップしてみても良いかもしれません。

 

 

弥彦山下山後に立ち寄る温泉

「さくらの湯」はきれいな館内で露天風呂も雰囲気が良いです。食事も美味しいです。女性に人気の温泉です。

 

※「さくらの湯」は徒歩ではちょっと遠いです。彌彦神社近辺の徒歩で行ける温泉施設は、入浴だけできるところ(立ち寄り湯可能な施設)は少ないですが、食事プランになっている宿は沢山あります。

旅館案内 | 新潟県弥彦温泉 弥彦観光協会・弥彦浪漫

 

また、神社から駅までの間に無料で利用できる足湯があります。下の写真は「おもてなし広場」の足湯。

f:id:threepeaks:20190905215149j:plain

 

弥彦駅の傍にも無料の足湯施設があります。

f:id:threepeaks:20190620235821j:plain

 

この日使用した主な道具

THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。暑い日は氷を沢山入れて持っていきます。

 

snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル

ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。