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新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

山頂からの眺めと草原が美しい「浅草岳」へ(ネズモチ平~桜ゾネ周回)

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浅草岳(あさくさだけ)

・標高:1,585m

・所在地:新潟県魚沼市、福島県南会津郡只見町

・7月にはヒメサユリやシラネアオイ、10月には紅葉がとても美しい

・山頂からの願望は素晴らしく、周辺の名峰や田子倉ダムなどが眺められる

・例年11月上旬~4月は雪が多く残る

 

「浅草岳」は魚沼市入広瀬と南会津郡只見町にまたがり、豪雪地帯のため初夏まで多くの雪が残り、雪解け後はきれいな花が沢山咲きます。

浅草岳へ登るルートとしては、 新潟県からと福島県からがありますが、新潟県側で最も人気のネズモチ平を起点としたコースで周回してきました。

 

 

駐車場情報

「ネズモチ平駐車場」を起点にします。駐車場は100台以上駐車可能で広いです。

ただし、駐車場近くになると道が極狭の砂利道になります。その区間はすれ違いができないため、対向車が来たらどちらかがバックで戻らなければならないというちょっとドキドキの道です。下山してきた人の車とかち合わないよう、早めに向かいましょう。運転に自信の無い人は慣れている人に連れて行ってもらいましょう。

 

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駐車場にはトイレがあります。水洗できれいです。登山届ポストもあるので、忘れずに提出しましょう。

 

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この日のコース

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駐車場 ⇒ ネズモチ平登山口 ⇒ 前岳 ⇒ 浅草岳山頂 ⇒ 前岳 ⇒ 嘉平与ポッチ ⇒ 浅草の鐘 ⇒ 桜ゾネ登山口 ⇒ 駐車場 

 

往復距離:8.0km 累積標高差:(上り)970m(下り)980m

標準コースタイムは、往路2時間30分、復路2時間15分です。

 

※往復距離と累積標高差は概測

 

 

ネズモチ平駐車場 ⇒ 浅草岳山頂

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駐車場奥にあるこのゲートからスタートします。

 

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なだらかな林道をしばらく歩きます。

 

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すると左手に「ネズモチ平登山口」が見えてきます。「桜ゾネ登山口」に向かう場合は、ここを道なりに真っ直ぐ進みます。

 

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この日はここの「ネズモチ平コース」から登りました。こちらからの方が山頂までの距離が短いです。

 

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周回する場合、どちらから登ってもいいと思いますが、なるべく涼しい内に登ってしまいたかったので、ネズモチから登りました。

 

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ネズモチは渡渉ポイントが二か所あります。ルートを間違えないように気をつけましょう。

 

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ピンクリボンやトレースを確認して登ります。

 

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ネズモチは距離が短いのですが、桜ゾネよりも勾配が急で、段差が激しい箇所もあります。また、ちょっとジメジメしているので滑りやすいです。なので下山でこのコースを通るのはけっこう大変です。

 

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こんな滑りやすそうな道や

 

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こんな段差の激しい箇所がちょくちょく出てきます。

 

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ちょっと見晴らしの良い場所に出ました。

 

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だんだん開けてきます。

 

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前岳に近づくにつれて坂もきつく、気温が上がってきたのもあって暑い!

 

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日陰で休憩。夏場は疲れてなくても、涼むためにしょっちゅう休憩をとります。

 

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山頂も見えてきたので頑張ります!

 

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「前岳」の分岐に来ました。ここまで来たら、あとは山頂まで緩やかなビクトリーロード(笑)

 

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草原が気持ちいいです。ここら辺は7月まで雪が残ります。

 

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山頂手前は高原植物と池塘が広がっています。

 

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田子倉湖と会津の山々が見えます。

 

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山頂手前の最後の登り。

 

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浅草岳山頂(標高1,585m)に到着です!山頂は広くないので、写真を撮ったらちょっと移動した場所で休憩しました。

 

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山頂からは田子倉湖が手裏剣の形に見えます。

 

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「只見尾根コース」への道。けっこう急坂です。

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こちらから先は「入叶津コース」。この日は行きませんでしたが、この先を少し下ると「天狗の遊び場」と呼ばれる草原が広がっています。

 

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「入叶津コース」を下る手前に少し広めのスペースがあるので、ここで休憩。

 

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どこを見渡しても壮大な景色が広がっています。

 

 

 

 

浅草岳山頂 ⇒ ネズモチ平駐車場

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それでは来た道を戻って下山します。

 

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草原フェチにはたまらない風景です。

 

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池塘。

 

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癒されるな~。

 

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前岳の分岐まで戻ってきました。右は登ってきたネズモチコース。この日は桜ゾネコースで下山。真っ直ぐ進みました。

 

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するとまた分岐があります。左は鬼ヶ面山経由の縦走コースです。小さな標柱に従い、真っ直ぐ桜ゾネコースへ進みます。

 

▼鬼ヶ面山からの記事はこちら▼

 

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桜ゾネコースはネズモチよりも見晴らしの良い道が続きます。

 

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「嘉平与ポッチ(ボッチ)」と呼ばれる小ピークなど、緩やかなアップダウンが続きます。

 

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ネズモチよりも歩きやすい道が多いのですが、滑りやすい道もあったり

 

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片側が切れ落ちた道もあったりするので、慎重に下山しましょう。

 

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半分くらい下ってくると、駐車場が遠くに見えてきます。

 

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桜ゾネ登山口手前まで来ると、「浅草の鐘」があります。鐘があると必ず鳴らしたくなる私です。

 

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鐘を鳴らしたら、その横から下りて行きます。

 

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するとすぐに桜ゾネ登山口に出ます。左奥には「ムジナ沢コース」の道があります。ネズモチ平駐車場に戻るには、右奥に曲がって浅草林道を歩きます。

 

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ゆるやかな林道を30分くらい歩きます。

 

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いくつかの沢を渡りながら進みます。

 

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2000年6月に発生した雪崩事故犠牲者の慰霊碑です。遭難者の救助活動中に発生した大規模な雪崩により、4名の殉職者が出ています。合掌。

 

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右手にネズモチ平登山口が見えてきました。真っ直ぐ進んで駐車場へ戻ります。

 

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駐車場に到着。下山完了です。

 

浅草岳の感想

浅草岳はヒメサユリや紅葉の時季はとても人気の山ですが、アクセスが少々不便なためかそれ以外の時季はそれほど多くの人が訪れません。山頂やその付近の景色はとても素晴らしいので、アクセス面が整えばもっと人気が出ると思います。でも、あんまり人が増えてほしく無いとも思ってしまいます(笑)

中級者以上の人は、六十里越登山口から鬼が面山を経由して登ると、とても迫力のある景色が見られるのでおススメです。

 

下山後に立ち寄る温泉

「寿和温泉」は温泉だけでなく温水プールもあったりする複合型温泉施設です。ここは内湯と露天風呂が別料金で切り離されているので、それぞれ入るには両方の料金を支払い、一度服を着て外に出る必要があります(笑)。なので私は毎回露天風呂だけ利用しています。

 

この日使用した主な道具

ロゴス(LOGOS)  キュービックチェア

300gと軽量のチェアです。小さいですが、さっと広げてすぐに座れるので比較的短時間の休憩にはとても便利です。

 

サロモン TRAILBLAZER20

超軽量バックパックです。夏の日帰りトレッキングの場合は、コンパクトで軽量な装備で行くと楽です。

 

THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。暑い日は氷を沢山入れて持っていきます。

 

snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル

ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。

 

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付

簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。