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新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

登山はやっぱり秋が一番!

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登山は四季を通して楽しめる趣味の一つですが、その中でもやっぱり秋が一番好きな季節です。もちろん、晴れた日の雪山の白銀の世界は格別ですし、雪が溶けて春の息吹を感じる山も好きです。でもやっぱり秋が一番山に出かけたくなります。

 

今さらこんなことを書くまでも無いのですが、秋の登山が楽しい理由(個人的見解)をいくつか挙げてみます。

 

涼しくて快適

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飯豊本山(新潟県、山形県、福島県)山頂からの景色

暑さに弱い私は、夏は暑くて登る気がしないような山でも、秋になると嬉々として登りに出かけます。新潟県と山形県、福島県にまたがる飯豊山もそのうちの一つ。数年前に夏に登って熱中症になりかけたトラウマがあり、また行程も長いのでなかなか夏に足が向きません。でも秋になると最も登りに行きたくなる山です。車中泊も快適です。

涼しくなると、嫌な虫が少なくなるのも大きなポイントの一つです。虫よけを使うことがほとんどなくなります。また、紫外線も夏ほどきつくないので、日焼け止めを塗る量や手間も減ります。

 

紅葉がキレイ

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紅葉の中を歩く大蔵山(新潟県)の登山道

やっぱり秋は紅葉ですね。真っ赤に染まった景色もいいですが、私はまだ緑が残っている状態が一番好きです。緑と赤と黄、色とりどりの景色が目を楽しませてくれます。

フカフカの落ち葉の絨毯の中を歩くのも楽しいです。

 

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霊山(福島県)の岩の上から眺める景色

晴れているとさらに青色が加わって、とてもカラフルです。こんな景色、秋に山へ登らないと楽しめませんよね。

 

ご飯が美味しい

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カップ麺も涼しくなるとさらに美味しい

ソロの時はたいていカップ麺を食べますが、気温が下がってくるとまた美味しさが増すんですよね。グループの時は鍋料理を作ったりすることもあります。美味しいし、身体が温まるし、仲間と一緒に同じものを食べるととても楽しいです。

 

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鍋割山(神奈川県)で食べた鍋焼きうどん(ピンボケ…)

今は新型コロナの影響で遠出を自粛していますが、各地の山荘で食べられるご飯もまた楽しみの一つです。食事の美味しい山荘が増えていますが、寒い中食べた鍋割山荘の鍋焼きうどんが特に忘れられません。また食べに登りたいなぁ。

 

晩秋は葉が落ち見晴らしが良くなる

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高立山(新潟県)山頂

晩秋には低山の木の葉も落ちて、夏には見られない遠くの景色がよく見えたりします。日差しも入りやすくなるので、 天気の良い日はポカポカして気持ちの良いハイキングが楽しめます。

 

冠雪し始めた高山を眺められる

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石割山(山梨県)山頂から眺める富士山

個人的な意見かもしれませんが、遠くの高山を眺める際に最も魅かれるのが冠雪した姿です。特に、冠雪し始めの山。特徴的なのは富士山です。雪が無い富士山より、雪がかかった富士山の方が圧倒的に美しいと思います。

富士山以外にも、北アルプスや飯豊連峰などの雪化粧もまたとても美しいです。真冬の真っ白にバッチリ雪化粧した山も良いのですが、その頃にはここ新潟県中越地方は麓も雪が降っていてあまり新鮮味がなかったりします(笑)

 

まとめ(秋の登山の注意点)

秋の登山はこんな感じでとってもおススメなのですが、注意点もあります。

 

日が暮れるのが早い

夏と同じ気分で考えていると、あっという間に暗くなってしまいます。早めに登り出して、早めの下山を心掛けましょう。

 

思っていた以上に寒暖差が激しい

特に高山では麓より気温が低く、風が強いことも多いので、山頂でガクガクブルブル震えてしまうことがあります。必ず防寒着を持って行きましょう。どの程度の防寒が必要かは、登る山や気象条件などによって大きく異なります。経験豊富な人に教えてもらうのが最も手っ取り早いです。

 

熊に注意

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国内の多くの山には熊が生息しています。特に冬眠前に食べ物を探し回っているので、とても活発です。エサを求めて麓まで下りてきて、ニュースになることも秋が最も多いです。

対策としては、熊と遭遇しやすい山やポイントには立ち入らない。熊鈴を鳴らしながら歩く、熊除けスプレーを携帯する。などなど可能な限り対策をしましょう。できればソロよりも複数で歩くことをおススメします。