榛名山(はるなさん)
・標高:1,449m(最高峰の掃部ヶ岳)
・所在地:群馬県高崎市、渋川市、東吾妻町
・上毛三山のうちの一つ
・榛名湖を中心に数多くの山が構える
・登山適期は例年4月~11月
「榛名山」は群馬県の『上毛三山(他は赤城山と妙義山)』の一つで、単独の山の名称ではありません。榛名湖の周辺にそびえる榛名富士、掃部ヶ岳、相馬山、水沢山などの数多くの山を総称して「榛名山」と呼びます。
例年12月~2月に訪れることが多いのですが、今回は11月中旬に”榛名富士”と”硯岩”からの景色を楽しみにちょこっとハイキングしてきました。
この日の山行記録
駐車場情報
榛名湖周辺には駐車場が沢山ありますが、榛名富士の登山口に近い「榛名公園ビジターセンター」駐車場にとめました。ビジターセンターにはトイレもあるし、飲料自販機もあるので便利です。
▼公共交通機関利用の場合▼
JR高崎駅西口から群馬バスで約90分です。
この日のコース
ビジターセンター ⇒ 榛名富士 ⇒ 烏帽子ヶ岳登山口 ⇒ 分岐 ⇒ 鬢櫛山 ⇒ 県道28号 ⇒ 硯岩 ⇒ 県道28号 ⇒ ビジターセンター
往復(周回)距離:9.0km
累積標高差:(上り/下り)800m/760m
標準コースタイムは、合計3時間50分です。
※往復距離と累積標高差は概測
ビジターセンター ⇒ 榛名富士山頂
ビジターセンター駐車場の横からこの矢印の方向に進みます。「榛名富士登山口」と書かれた小さな標識があります。
最近、全国各地で熊被害が多いので、念のため熊鈴を鳴らしながら歩きます。
霜柱。この日も天気が良かったですが、放射冷却でとても寒かったです。
ところどころ段差の大きな箇所がありますが、全体的に歩きやすい道です。
ほとんど枯れ木でしたが、中にはまだ紅葉が残っている木もありました。
少し大きめの岩が増えてきたら山頂はもうすぐ。
榛名山ロープウェイの山頂駅に着きました。標準コースタイムで45分かかりますが、ロープウェイに乗ると2分50秒で着くらしいです(笑)
山頂はもうちょっと先なので、奥の階段へ進みます。
鳥居をくぐってさらに階段を登ります。
榛名富士の山頂に到着です。山頂には「榛名富士山神社」があります。
全方位とはいきませんが、なかなか見晴らしが良いです。榛名山の他の山々もよく見えます。
空が澄んでいたので、谷川岳や赤城山も見えました。
遠くに富士山も見えました。
榛名富士山頂 ⇒ 烏帽子ヶ岳登山口 ⇒ 鬢櫛山
下山は登りとは別のルートで行きます。山頂手前にある手すりの間を通り抜けて行きます。
笹が生い茂った道を下りて行きます。割と急坂なので、転ばないようにちょこちょこ歩きで下ります。
霜をザクザク踏みながら歩くと、冬が来たな~と感じます。
「榛名湖温泉 ゆうすげ元湯」の建物の横に出ます。
いったん道路に出て、奥にそびえる「烏帽子ヶ岳」の方へ進みます。
猫がいたけど速攻で逃げられました。
道路をてくてく歩いて行くと、右に小さな鳥居が見えてきます。
ここが烏帽子ヶ岳の登山口です。
小さな鳥居が並んでいます。
急坂を登りきると鬢櫛山(びんぐしやま)山頂に到着。ちょっと広めのスペースがあるので少し休憩。
鬢櫛山 ⇒ 硯岩
鬢櫛山も特に見晴らしがないので、ちょっと休憩したら下山します。
しばらく進むと細尾根の道になります。
細いのとけっこう急坂な道があるので、慎重に下ります。
途中で尾根から外れるのですが、そのポイントがちょっと分かりにくいです。リボンを確認しながら進みます。
途中で分岐があります。道なりに進む方が「硯岩」へ近道なのですが、あまり良い道ではなく、迷いやすいです。
なので、左手の「コハンへ」と書かれた方へ進みました。湖畔?
下りて行くと、右手に県道が見えてきます。
真っ直ぐ道なりに進むと湖畔に出ますが、ここで右側の道路へ。
うっすらとトレースあります。
道路に出たら、右へ進みます。
道路を歩いて行くと、左手に道があります。
その道に入っていきます。
すると、分岐に出ます。
「関係者以外立入禁止」と書かれた看板がありますが、「掃部ヶ岳(かもんがたけ)」と書かれた標識に従い、ゲートの先へ進みます。この先にある建物の関係者や登山者以外は通ってはダメらしいです。
道路をてくてく歩いて行きます。コテージのような建物が並んでいます。
途中で分岐があるので、左の方へ進みます。
分岐からちょっと進むと、左手に山道へ入る所があります。
「掃部ヶ岳」と書かれた標識も立っています。
なだらかな道を登っていきます。
広めの分岐に出ます。
標識の「硯岩」の方へ進みます。
木の柵があるので、それに沿って登ります。
「硯岩」に到着です!榛名湖と榛名富士などが一望できます。
歩いてきた烏帽子ヶ岳、鬢櫛山も見えます。
この日は登りませんでしたが、相馬山や水沢山もとても良いお山なので、次回行くときにレポしたいと思います。
岩の上から覗くと、なかなかの高度感。あまり身を乗り出さないようにしましょう。
硯岩 ⇒ ビジターセンター
それでは下山します。
先ほどの分岐に戻ってきました。最高峰の「掃部ヶ岳(かもんがたけ)」にはこの日は寄らず、左手の「榛名湖(吾妻荘)」と書かれた方へ下りました。
道路が見えてきました。
掃部ヶ岳の登山口に出ました。
他の山に登りながら榛名湖をぐるっと回ることもできますが、この日はここでハイキング終了。道路を反時計回りに歩いてビジターセンターへ戻りました。
湖周辺はまだ紅葉が多く残っていました。
途中にあった食堂でワカサギ丼を食べました。美味しかったです。
丸型ポスト。
榛名公園の木道。真冬になると榛名湖が凍結し、湖の上を歩けたりします。
12月に開催される「榛名湖イルミネーションフェスタ」の飾り付けがされていました。夜はキレイなのでしょうが、昼間に見るとちょっと残念な感じ(笑)
ビジターセンターに戻ってきました。この日はここでおしまい。
ビジターセンター内に、豚コレラ対策の消毒剤?が置かれていました。念のため靴にまんべんなく吹き付けておきました。帰宅後に靴もきちんと洗いましたよ。
榛名山の感想
榛名山は新潟県(中越地方)からそれほど遠くなく、降雪も多くないです。雪がけっこう降る地域に住んでいると、冬は雪の無い(少ない)所へ出掛けたくなります。そんな時に榛名山はとてもちょうどいい山なんです。
この日は榛名富士と鬢櫛山しか登りませんでしたが、榛名山は他にも山がいくつもあるので、時間があればぜひ他の山も巡ってみてください。次回は水沢山や相馬山に登ってきたいと思います。
下山後に立ち寄る温泉
榛名山の麓には沢山の温泉がありますが、「伊香保温泉」がとても有名です。沢山良い温泉施設があるので、気になったところに入りに行きましょう▼
ちなみに、私がよく利用するのは「黄金の湯」です▼
榛名湖すぐ傍にも温泉施設「ゆうすげ」があるので、伊香保方面に寄らない場合でも汗を流して帰れます▼
この日使用した主な道具
「THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900」
暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。暑い日は氷を沢山入れて持っていきます。
「snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル」
ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくく、冷たい飲み物は温くなりにくい。チタン製のため軽量です。