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新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

晩秋の「榛名山」と「榛名湖」を眺めるハイキング

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榛名山(はるなさん)

・標高:1,449m(最高峰の掃部ヶ岳)

・所在地:群馬県高崎市、渋川市、東吾妻町

・上毛三山のうちの一つ

・榛名湖を中心に数多くの山が構える

・登山適期は例年4月~11月

 

「榛名山」は群馬県の”上毛三山”(他は赤城山と妙義山)の一つです。榛名湖の周辺にそびえる榛名富士、掃部ヶ岳、相馬山など多くの山を総称して「榛名山」と呼びます。

標高1,000m超の榛名湖周辺まで車でアクセスできるので、体力があまり無い人でも比較的登りやすいと思います。体力のある人は、各山をいくつも縦走するとよいでしょう。

かなり涼しくなった11月中旬に、榛名湖を周るようにハイキングしてきました。

 

 

駐車場情報

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榛名湖周辺には駐車場が沢山ありますが、榛名富士の登山口に近い「榛名公園ビジターセンター」駐車場にとめました。ビジターセンターにはトイレもあるし、飲料自販機もあるので便利です。

 

▼公共交通機関利用の場合▼

 JR高崎駅西口から群馬バスで約90分です。

 

この日のコース

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ビジターセンター ⇒ 榛名富士 ⇒ 烏帽子ヶ岳登山口 ⇒ 分岐 ⇒ 鬢櫛山 ⇒ 県道28号 ⇒ 硯岩 ⇒ 県道28号 ⇒ ビジターセンター

 

往復(周回)距離:9.0km

累積標高差:(上り/下り)800m/760m

標準コースタイムは、合計3時間50分です。

 

※往復距離と累積標高差は概測

 

 

ビジターセンター ⇒ 榛名富士山頂

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ビジターセンター駐車場の横からこの矢印の方向に進みます。「榛名富士登山口」と書かれた小さな標識があります。

 

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最近、全国各地で熊被害が多いので、念のため熊鈴を鳴らしながら歩きます。

 

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ところどころ段差の大きな箇所がありますが、全体的に歩きやすい道です。

 

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ほとんど枯れ木でしたが、中にはまだ紅葉が残っている木もありました。

 

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少し大きめの岩が増えてきたら山頂はもうすぐ。

 

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榛名山ロープウェイの山頂駅に着きました。標準コースタイムで45分かかりますが、ロープウェイに乗ると2分50秒で着くらしいです(笑)

 

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山頂はもうちょっと先なので、奥の階段へ進みます。

 

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鳥居をくぐってさらに階段を登ります。

 

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榛名富士の山頂(標高1,391m)に到着です。山頂には「榛名富士山神社」があります。

 

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全方位とはいきませんが、見晴らしが良いです。榛名山の他の山々もよく見えます。

 

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空が澄んでいたので、谷川岳や赤城山も見えました。

 

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遠くにうっすら富士山も見えました。

 

榛名富士山頂 ⇒ 烏帽子ヶ岳登山口 ⇒ 鬢櫛山

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下山は登りとは別のルートで行きます。山頂手前にある手すりの間を通り抜けて行きます。

 

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笹が生い茂った道を下りて行きます。割と急坂なので、転ばないようにちょこちょこ歩きで下ります。

 

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「榛名湖温泉 ゆうすげ元湯」の建物の横に出ます。

 

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いったん道路に出て、奥にそびえる「烏帽子ヶ岳」の方へ進みます。

 

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猫がいたけど速攻で逃げられました。

 

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道路をてくてく歩いて行くと、右に小さな鳥居が見えてきます。

 

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ここが烏帽子ヶ岳の登山口です。小さな鳥居がいくつも並んでいます。

 

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鳥居の奥には祠があり、小さな狐の置物が沢山置かれていました。それと、なぜかジャビット人形もありました。ジャビットって兎だよね?
 

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鳥居の奥の方へ、トレースとリボンを頼りに進みます。けっこう道が分かりにくいので注意です。
 

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烏帽子ヶ岳と鬢櫛山(びんぐしやま)の鞍部へ登って行きます。
 

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鞍部にある分岐に到着。この日は右手の「烏帽子ヶ岳」には行きませんでした。
 

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左手の「鬢櫛山」へ進みました。標識には「約30分・後半急坂」と書いてあります。
 

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鬢櫛山へ向かう途中のなだらかな道が心地よいです。
 

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しばらく進むと、ベンチと分岐があります。分岐を左手に下りると榛名湖に出ます。
 

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さらに進むと、途中の標識に書いてあったとおり、急坂が現れます。
 

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夏場だったら大汗かいてそうな急登。
 

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急坂を登りきると「鬢櫛山(びんぐしやま)」山頂に到着(標高1,351m)。眺望はありませんが、ちょっと広めのスペースがあるので少し休憩。

 

 

 

鬢櫛山 ⇒ 硯岩

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下山は登ってきた道とは逆の方向へ。こちらの道は分かりにくいので、不安な人は往路をそのまま戻りましょう。

 

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しばらく進むと細尾根の道になります。坂も急なので、慎重に下ります。

 

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途中で尾根から外れますが、そのポイントがちょっと分かりにくいです。木に付けられたテープを確認しながら進みます。

 

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「コハンへ」と書かれた小さな標識。湖畔?

 

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道なりに進むと榛名湖に出ます。が、今回は右手の縦走路を進みました。

 

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鬢櫛山~硯岩間の縦走路は分かりにくいので、不安な人はいったん榛名湖に出ると良いでしょう。

 

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道路を渡る箇所もあるので、車の往来に注意。

 

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地図や標識を確認しながら進まないと多分迷います(笑)

 

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ようやく分かりやすい登山道に。

 

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標識に従って「硯岩」の方へ進みます。

 

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「硯岩」に到着です!榛名湖と榛名富士などが一望できます。

 

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歩いてきた烏帽子ヶ岳、鬢櫛山も見えます。

 

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この日は登りませんでしたが、相馬山や水沢山もとても良いお山なので、次回行くときにレポしたいと思います。

 

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岩の上から覗くと、なかなかの高度感。あまり身を乗り出さないようにしましょう。

 

 

 

硯岩 ⇒ ビジターセンター

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それでは下山します。

 

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先ほどの分岐に戻ってきました。最高峰の「掃部ヶ岳(かもんがたけ)」にはこの日は寄らず、左手の「榛名湖(吾妻荘)」と書かれた方へ下りました。

 

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道路が見えてきました。

 

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掃部ヶ岳の登山口に出ました。今回は縦走だったので道が分かりにくかったですが、「硯岩」や「掃部ヶ岳」に登る場合は、この登山口から登ると分かりやすいです。

 

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他の山に登りながら榛名湖をぐるっと回ることもできますが、この日はここでハイキング終了。道路を反時計回りに歩いてビジターセンターへ戻りました。

 

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湖周辺はまだ紅葉が多く残っていました。

 

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途中にあった食堂でワカサギ丼を食べました。美味しかったです。

 

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丸型ポスト。

 

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榛名公園の木道。真冬になると榛名湖が凍結し、湖の上を歩けたりします。

 

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ビジターセンターに戻ってきました。この日はここでおしまい。

 

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ビジターセンター内に、豚コレラ対策の消毒剤?が置かれていました。念のため靴にまんべんなく吹き付けておきました。帰宅後に靴もきちんと洗いましたよ。

 

榛名山の感想

榛名山は新潟県(中越地方)から割と近く、降雪も多くないです。雪がけっこう降る地域に住んでいると、冬は雪の無い(少ない)所へ出掛けたくなります。そんな時に榛名山はとてもちょうどいい山なんです。

この日は榛名富士と鬢櫛山しか登りませんでしたが、榛名山は他にも山がいくつもあるので、時間があればぜひ他の山も巡ってみてください。

なお、各山を縦走する際は地図を確認しながら進まないと迷いやすいポイントが結構あるのでご注意ください。

 

下山後に立ち寄る温泉

榛名山の麓には沢山の温泉がありますが、「伊香保温泉」がとても有名です。沢山良い温泉施設があるので、気になったところに入りに行きましょう。

 

ちなみに、私がよく利用するのは「黄金の湯」です。

 

榛名湖すぐ傍にも温泉施設「ゆうすげ」があるので、伊香保方面に寄らない場合でも汗を流して帰れます。

 

この日使用した主な道具 

THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。暑い日は氷を沢山入れて持っていきます。

 

snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル

ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。

 

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付

簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。