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新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

柏崎の「刈羽黒姫山」へ最短の磯之辺コースから

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刈羽黒姫山(かりわくろひめさん)

・標高:891m

・所在地:新潟県柏崎市

・山頂からは越後三山など名峰を眺めることができる

・9合目には神社、山頂には避難小屋がある

・例年12月~3月は積雪期となる

 

「黒姫山」と名のつく山は3つあり、長野県の「信州黒姫山」と新潟県糸魚川市の「青海黒姫山」、そしてここ新潟県柏崎市の「刈羽黒姫山」です。

「刈羽黒姫山」は刈羽三山(米山、八石山、黒姫山)の一つで、地元の人たちを中心に愛されている里山です。この日は山頂まで最短の「磯之辺コース」から登ってきました。

 

▼刈羽三山のその他の記事はこちら▼

 

 

駐車場情報

駐車場は柏崎市高柳町高尾にある「黒姫キャンプ場」を利用します。キャンプ場と言っても、現在は使用されていないようで、GoogleMapでも”閉業”と表記されています。

近くには「新潟県立こども自然王国」があります。

 

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県道78号を山に向かって上がって行きます。道中は、すれ違いの厳しい道幅の箇所もあるので、対向車に注意して運転しましょう。

 

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日本棚田百選の「梨の木棚田」を眺めながら上がって行きます。

 

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県道の終点近くで「黒姫山磯之辺登山口」と書かれた標識が出ています。この坂の上に車を停めることができますが、細い道なので普通車はこの坂は上がらず道路の路肩スペースに駐車するとよいです。

 

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坂を上がると広めのスペースがあり、トイレ(和式)もあります(冬期は閉鎖)。

 

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ここが登山口です。

 

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案内図などが掲示されています。

 

この日のコース

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「黒姫キャンプ場」の駐車場から登るルートをピストンしてきました。

 

駐車場 ⇒ 黒姫キャンプ場 ⇒ 鬼殺しの清水 ⇒ 鵜川神社 ⇒ 山頂 ⇒ 鵜川神社 ⇒ 鬼殺しの清水 ⇒ キャンプ場 ⇒ 駐車場

 

往復距離:3.0km

累積標高差:(上り/下り)440m/440m

このコースでの標準コースタイムは、上り1時間15分、下り1時間00分だそうです。

※往復距離と累積標高差は概測

 

登山口~9合目

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それではスタート。

 

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終わりかけの紅葉を楽しみながら登ります。葉が落ちてくると光が差しこんで明るくなりますね。気温が低くても暖かいです。

 

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落ち葉が積もった道をのんびり登って行きます。

 

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すると左手に広い広場があります。ここが「黒姫キャンプ場」跡地です。

 

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炊事場もあります。蛇口がありますが、水は出ませんでした。跡地と言っても自分で道具や食材等を持って来ればキャンプは十分できそうです。

 

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登り再開。

 

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距離や標高差は低いものの、斜度はなかなかあります。「ゆっくりゆっくり」味わいながら登りましょう。

 

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見晴らしの良い道が続きます。そのため夏は暑いので自分はあまり登りません(笑)

 

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ここの右手に「鬼殺しの清水」があります。名前の由来は知りませんが、鬼が飲むと死ぬのでしょうか。それか、飲むと鬼を殺せるほどの力がつくのでしょうか。

 

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水は蛇口の下から出ているようです。ここに蛇口があるのが謎です。

 

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それにしても良い天気。良い見晴し。

 

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ところどころ階段が設置されています。

 

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春になると”かたくり”の花が沢山咲く「かたくり群生地」と地蔵のあるなだらかな道。

 

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ちょっと急な坂をぐいぐい登って行きます。

 

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途中で見晴らしの良い場所にベンチがあります。休憩ポイントなので、空いていたら景色を眺めながら休んでいきましょう。

 

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6合目。

 

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ロープが設置されている急坂がありますが、地面が濡れていなければロープを使用せずとも普通に登り下りできます。

 

 

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8合目。

 

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ところどころに設置してある標識に、子どもが書いたと思われるイラストが貼られているので、これを見ながら歩くのも楽しいです。ちなみにこのイラストは「ささだんごくん」だそうです。帰ったら笹団子食べよう。

 

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9合目に到着。数日前に降った雪がまだ残っていました。

 

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機織の神を祭った「鵜川神社」があります。とても広い場所なので、山頂が混んでいる時はここでご飯休憩する人も多いです。2020年は新型コロナの影響で中止となりましたが、毎年5月末に開かれる山開きではここで安全祈願のお祓いが行われたり、参加者が集まって記念撮影したりします。

 

 

 

9合目~山頂~駐車場

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それでは山頂へ向けて登り再開。右手にたくさんお地蔵さんが並んでいます。

 

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9合目から山頂までは標準コースタイムで10分ぐらいです。

 

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山頂の避難小屋が見えてきました。

 

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刈羽黒姫山山頂(標高891m)に到着。祠とベンチがあります。

 

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避難小屋も設置されています。

 

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避難小屋内部はこんな感じ。使用する際は、きれいに使用しましょう。

 

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ちなみに小屋に向かって左手に「折居コース」の道があります。

 

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山頂は祠の裏手が開けていて、とても見晴らしが良いです。

 

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ここからは苗場山や谷川連峰、越後三山などの名峰が眺められます。この眺めを堪能しながらまったりと休憩。ホットコーヒーが美味しい。

 

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下山は登ってきた道を下りました。

 

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9合目は上から見るとこんな感じ。

 

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鵜川神社の裏手には「白倉コース」、「清水谷コース」、「水上コース」への道が続いています。

 

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ちなみに2020年11月末まで、「白倉コース」は工事のため通行止めらしいです。

 

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この日はピストンだったので「磯之辺コース」をそのまま下山して行きました。そこそこ斜度があるので滑らないようにゆるゆると。

 

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下山も景色を楽しみながら。

 

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「鬼殺しの水場」

 

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棚田が見てきました。

 

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キャンプ場まで戻ってきました。

 

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この広いスペースを利用しないのも勿体ない気がします。今度デイキャンプしてみようかな。

 

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登山口まで戻ってきました。おしまい。

 

 

刈羽黒姫山の感想

「磯之辺コース」から登る「刈羽黒姫山」は標高差や距離もさほどなく、登山道も歩きやすいため初心者にとてもおすすめの山です。他の「黒姫山」と比べて認知度が低い印象がありますが、山頂の見晴らしも良く、とても素敵な里山です。おすすめの時季は初春と秋です。

登る際は熊鈴を着用し、なるべく複数人で登りましょう。

 

 

この日使用した主な道具

THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。沸騰させたお湯を入れて行けば、バーナーを持って行かなくても山でカップ麺や温かい飲み物を楽しめます。夏には氷を沢山入れて持って行き、山頂でキンキンに冷えた飲み物を味わえます。

 

snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル

ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。

 

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付

簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。