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新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

長岡と三条の境にある「楢山峠」でのんびりハイキング

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楢山峠(ならやまとうげ)

・標高:285m?(おおよそ)

・所在地:新潟県長岡市、三条市

・山頂にツリーハウスがある

・真平コースには植物の解説板が多数設置されている

・例年11月下旬~3月は積雪期

 

最近は新型コロナウイルスの影響と休日の悪天で、山行予定が連続でなくなっていました。久々に天気が良い日にちょっと時間がとれたので、サクっと登れる「楢山峠」でハイキングしてきました。

 

 

駐車場情報

「長岡市梅野俣」地域へ向かいます。GoogleMapで「二荒山神社」を目指します。

 

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県道9号(長岡栃尾巻線)から山の方へ上がって行くと、楢山峠のコース案内図があり(冬期間は案内図が外されているようです)、その裏が駐車場になっています。

5台ぐらいは駐車できそうです。墓石にぶつけないよう気をつけましょう。トイレは無いので、事前に済ませて行くと良いでしょう。 

この駐車場が満車の場合は、県道沿いの「梅野俣集落センター」前に駐車可能だそうです。

 

この日のコース(周回)

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駐車場 ⇒ 楢山口 ⇒ 楢山峠山頂 ⇒ 真平口 ⇒ 駐車場

 

往復(周回)距離:5.0km 累積標高差:(上り)230m(下り)230m

標準コースタイム(夏期)は、往路50分、復路1時間5分です。

 

※往復距離と累積標高差は概測です

 

 

駐車場 ⇒(楢山口)⇒ 楢山峠山頂

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駐車場からスタート。左へ行くと「楢山口」方面、右へ行くと「真平口」方面です。この日は山頂へ近い左の「楢山口」方面から登りました。

 

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なだらかなコンクリート道を歩いて行きます。熊鈴をつけていきます。

 

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ショウジョウバカマやカタクリなどの花が咲いていました。

 

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ちなみに、駐車場から楢山登山口まで標準コースタイムで30分かかります(笑) その分、楢山口から山頂までの距離は短いです。

 

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途中で分岐がありますが、標識に従い進んで行けば間違えません。

 

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徐々に勾配が上がってきました。でもまだコンクリート道。

 

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ようやく土の道になり、「楢山口」に着きました。ここから登山道。

 

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リアルな熊の絵が怖いです(笑)

 

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気持ちの良い尾根道。

 

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しばらく登ると、熊除けの鐘とベンチがあります。

 

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鳴らそうと思ったら、鐘が無い(笑) おそらく冬期間は外されていて、そろそろ付けられる頃だと思います。

 

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ところどころ階段も設置されています。

 

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視界が開け、山頂のツリーハウスが見えてきました。

 

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山頂に到着。祠と御神木が立っています。

 

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山頂標識。山頂からはゴルフ場「下田城カントリー倶楽部」が見下ろせます。プレー中の音や声も聞こえるぐらい近いですが、さすがにボールは飛んできません(笑)

 

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ツリーハウスです。しっかりした作りです。凄いですね。

 

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ではツリーハウスにお邪魔してみます。

 

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鍵がかかっていて入れない日もあるらしいのですが、この日は大丈夫でした。ちなみに土足厳禁なので、入る前にシューズを脱ぎます。

 

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中は広くありませんが、とてもきれいです。4~5人ぐらいは入れる広さでしょうか。

 

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おしゃれなランプもあります。

 

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ベランダからの見晴らしもとても良いです。

 

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土などを落としてしまった場合は、ホウキとチリトリで掃除をしてから出ましょう。帰る時は、きちんと戸締りをして出ましょう。

 

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この日はとても天気が良かったので、外のベンチでお昼休憩。

 

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カップヌードルの「肉だしうどん」けっこう美味しいです。

 

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ベンチからの眺めも良いです。

 

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楢山峠に関する歴史が書かれていました。以前は峠道として栄えていた楢山峠も、周辺の道路整備で需要がなくなり、かなり荒れ果てたそうです。

そこで、平成25年(2017年)から3年かけてトレッキングの周遊コースを整備したと書かれています。ツリーハウスもその時に作られたもので、新しくきれいです。

 

 

 

 

楢山峠山頂 ⇒(真平口)⇒ 駐車場

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ご飯も食べたので下山します。「真平口」の標識が示している道で下山します。

反対側にも広い道が続いていますが、そちらに行ってもゴルフ場に出るだけなので間違えないようにしましょう。

 

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鳥の巣箱が沢山設置されています。

 

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少し進むと、「眺望案内図」とベンチが設置されたポイントがあります。

 

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楢山峠には、長岡大手高校美術部の生徒が書いた案内図が各所に設置されています。

 

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植物の解説板も沢山設置されています。

 

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花のシーズンは解説板を見ながら歩くと楽しいですね。

 

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さらに先に進むと、今度は三条方面や新潟市方面の眺望案内図があります。

 

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三条(下田地区)方面。

 

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新潟市方面。

 

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まだ雪の残る「粟ヶ岳」も見えました。

 

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新潟市方面はあまり見えませんでした。「弥彦山」や「角田山」は見えました。

 

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ゆるゆる下りて行きます。

 

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「アズキナシ」食べてみたい。。。

 

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さらに眺望スポット。

 

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「守門岳」がよく見えます。

 

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ちまき食べたい。。。

 

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「ナナカマド」ってそういう由来だったのか!とここで初めて知りました。

 

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「真平口コース」はちょっとだけアップダウンもあります。

 

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ここにもリアルな熊の看板。この先の道にボリュームのある熊のウ〇コがあったので、やはり熊の生息エリアですね。

 

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登山口近くになると杉林の道になります。

 

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熊除けの鐘、ここもまだ外された状態でした。

 

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登山口が見えてきました。

 

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ここが「真平口」です。

 

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ここからはまたコンクリート道を歩いて駐車場へ戻ります。

 

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駐車場に戻ってきました。

 

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駐車場にある「浄財箱」。この素敵な周遊コースの維持管理のために、ぜひお金を入れていきましょう。おしまい。

 

楢山峠の感想

「楢山峠」は歴史のある峠道ですが、トレッキングコースとして整備されたのはここ最近なので、意外と知られていない穴場です。私も昨秋に友人に連れて行ってもらうまで知りませんでした。

ここは山道がしっかり整備されていて、なだらかで登りやすいのでハイキングにはとてもおススメです。山頂は広めで素敵なツリーハウスもあります。真平登山口~山頂のコースには、植物の解説板が沢山設置されているので、草花を勉強しながら登ることができます。山登りを始めたばかりの人に特におススメです。ぜひ天気の良い日に行ってみてください。

 

 

この日使用した主な道具

サロモン TRAILBLAZER 20

超軽量バックパックです。今回のように鎖場や狭い箇所を通過する日帰りトレッキングの場合は、コンパクトな装備で行くと楽です。

 

サロモン(SALOMON)X ULTRA PIONEER MID GORE-TEX

この日履いていったシューズの後継モデル。片足重量410g(27.0cmの場合)程度と軽いです。フィット感良く、ゴアなので多少の雨やぬかるみでも問題ありません。蒸れも軽減。

 

THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。暑い日は氷を沢山入れて持っていきます。

 

snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル

ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。

 

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付

簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。