3PEAKS

新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

長岡市栃尾の「大平山」でカタクリの花を愛でる

f:id:threepeaks:20200418123726j:plain

大平山(おおひらやま)

・標高:592.6m(599m)

・所在地:新潟県長岡市

・鋸山を主峰とする東山連峰の北端に位置する山

・春先はカタクリが沢山咲く

・例年11月下旬~3月は積雪期

 

さて、今回も遠出や人ごみを避けて中越地方の里山でハイキングです。長岡市に連なる東山連峰は「鋸山」が有名ですが、その北端にある栃尾の「大平山」でカタクリの花を愛でながら歩いてきました。

 

 

 駐車場情報

f:id:threepeaks:20200418124458j:plain

駐車場はちょっと分かりにくいです。県道9号(長岡栃尾巻線)沿いに「ふれあいの森 大平山」への案内標識が立っているので、その道から上がって行きましょう。ソーラー発電施設から先は細い道に入るので、対向車に注意しながら進みましょう。


5~6台はとめられそうな駐車場です。バイオトイレがありますが、この日はまだ冬囲いされたままで入れませんでした。

 

↓駐車場までの道は下記リンクの「アクセス方法」も参考にしてみてください。

 

この日のコース(周回)

f:id:threepeaks:20200418123255j:plain

駐車場 ⇒ 健脚コース ⇒ 大平山山頂 ⇒ 健康コース ⇒ 駐車場

 

往復(周回)距離:5.4km 累積標高差:(上り)460m(下り)460m

標準コースタイム(夏期)は、往路1時間30分、復路1時間00分です。

 

※往復距離と累積標高差は概測です

 

 

駐車場 ⇒(健脚コース)⇒ 大平山山頂

f:id:threepeaks:20200418125209j:plain

駐車場から登山口まではなだらかな傾斜の林道を歩いて行きます。東山連峰は熊の目撃情報が多いので、熊鈴を鳴らしながら行きます。

 

f:id:threepeaks:20200418125255j:plain

少し歩くと分岐があるので、道なりに真っ直ぐ進みます。標識には右手が「カタクリ群生地」と書かれていますが、大平山に登った方が沢山咲いているので行きませんでした。

 

f:id:threepeaks:20200418125633j:plain

先へ進むと、左手にエメラルドグリーン色の池が見えてきます。柵があるので奥まで行ったことはありません。

 

f:id:threepeaks:20200418125803j:plain

さらに先へ進むと、左手に「体験の小径」と書かれた標識があります。そのまま林道を進んだ方が楽ですが、せっかくなのでちょっと寄り道します。

 

f:id:threepeaks:20200418130124j:plain

「体験の小径」は何の体験なのかいつも謎(笑)

 

f:id:threepeaks:20200418130309j:plain

続いて「冒険の丘」へ。

 

f:id:threepeaks:20200418130417j:plain

「冒険の丘」という名称に、ドラクエのBGMを思い浮かべながら登っていきます(笑)

 

f:id:threepeaks:20200418130432j:plain

「冒険の丘」に着きました。ここも何の冒険なのか謎ですが、広いスペースがあり晴天だと気持ち良い場所です。

 

f:id:threepeaks:20200418131009j:plain

先へ進みます。丘を下りて行きます。

 

f:id:threepeaks:20200418131133j:plain

丘を下りると貯水池があります。

 

f:id:threepeaks:20200418131249j:plain

標識に従って、池沿いの道から登山口へ向かいます。

 

f:id:threepeaks:20200418131356j:plain

f:id:threepeaks:20200418131411j:plain

池の端まで来ると分岐があります。左が「健康コース」で、右が「健脚コース」です。山に登り慣れていない人や、体力に自信の無い人は「健康コース」をピストンしましょう。

 

f:id:threepeaks:20200418131821j:plain

「健脚コース」へ向かいます。

 

f:id:threepeaks:20200418132033j:plain

初めて来たときは、「あれ?行き止まりじゃん」と思いましたが、よく見ると短いハシゴがかかっています。

 

f:id:threepeaks:20200418132124j:plain

山を囲うように水が流れています。どうやら先ほどの貯水池まで水を引いているようです。

 

f:id:threepeaks:20200418132249j:plain

いきなり急斜面のハシゴと細道から「健脚コース」が始まります。

 

f:id:threepeaks:20200418132411j:plain

直登ではなく”つづら折り”の道になっているので、そんなにきつい感じではありませんが、足場が細くて土も柔らかいので、踏み外さないように気をつけましょう。

 

f:id:threepeaks:20200418132524j:plain

急坂を登りきるとなだらかな尾根道に変わります。

 

f:id:threepeaks:20200418132814j:plain

f:id:threepeaks:20200418132942j:plain

少し萎れていましたが、カタクリの花が沢山咲く道。踏んでしまわないように気をつけて歩きます。

 

f:id:threepeaks:20200418133342j:plain

気持ちの良いなだらかな尾根道が続きます。

 

f:id:threepeaks:20200418133714j:plain

一度鞍部へ下ります。

 

f:id:threepeaks:20200418134327j:plain

この鞍部からの登りが「健脚コース」の真髄です。傾斜が急になり、階段も続きます。

 

f:id:threepeaks:20200418134936j:plain

最近は外出を控えていたこともあり運動不足だったので、思っていた以上に息が上がりました(笑)

 

f:id:threepeaks:20200418135257j:plain

f:id:threepeaks:20200418135400j:plain

急坂を登りきると「健康コース」と合流する分岐に出ます。

 

f:id:threepeaks:20200418135451j:plain

分岐から山頂方面へ進みます。ここからカタクリの花が沢山咲く道が続きます。

 

f:id:threepeaks:20200418135538j:plain

f:id:threepeaks:20200418135559j:plain

f:id:threepeaks:20200418135614j:plain

ここも花を踏まないように歩きます。

 

f:id:threepeaks:20200418135710j:plain

この標識、学校の黒板みたいで好きです。

 

f:id:threepeaks:20200418141551j:plain

山頂手前で視界が開けます。

f:id:threepeaks:20200418141715j:plain

麓の棚田が広がる風景。奥には「弥彦山」が見えます。

 

f:id:threepeaks:20200418142022j:plain

f:id:threepeaks:20200418142036j:plain

最後の登り。

 

f:id:threepeaks:20200418142112j:plain

f:id:threepeaks:20200418142206j:plain

「大平山」山頂(標高592.6m)に到着!

 

f:id:threepeaks:20200418142417j:plain

山頂は東側が特に開けていて、栃尾の街並みや「粟ヶ岳」、「守門岳」などがよく見えます。この日は天気が良くて遠くまでよく見えました。

 

 

 

大平山山頂 ⇒(健康コース)⇒ 駐車場

f:id:threepeaks:20200418143516j:plain

余談ですが、この地点は標高592.6m。地図を見るとその奥に標高599mの本当の山頂があるようです。

 

f:id:threepeaks:20200418143710j:plain

ということで、奥の道をさらに進んでみました。

 

f:id:threepeaks:20200418143935j:plain

スマホのGPSアプリで位置情報を確認しながら進んでみましたが、どうやらここら辺が山頂。標識も無いし、見晴らしもありません(笑)

ちなみにもうちょっと進むと、魚沼方面の景色が広がるポイントがあります。

 

f:id:threepeaks:20200418144447j:plain

ということで標識のある山頂へ戻ってきて、景色を眺めながらしばしおやつタイム。

 

f:id:threepeaks:20200418144550j:plain

最近、和菓子がマイブームです(笑)

 

f:id:threepeaks:20200418144727j:plain

今年は雪が少なかったので、東洋一と言われる「守門岳」の大雪庇を見に行きませんでした。来年また見に行きたいなぁ。

 

f:id:threepeaks:20200418145149j:plain

さて、景色もおやつも楽しんだので下山します。途中までは、登ってきた道を戻ります。

 

f:id:threepeaks:20200418145337j:plain

いやーいい景色だー。でも足元に注意しながら下山しましょう。

 

f:id:threepeaks:20200418145819j:plain

下りもカタクリも踏まないように。

 

f:id:threepeaks:20200418145916j:plain

f:id:threepeaks:20200418145938j:plain

f:id:threepeaks:20200418145952j:plain

ピークは過ぎていたみたいですが、それでも沢山のカタクリの花を楽しむことができました。

 

f:id:threepeaks:20200418150023j:plain

分岐まで戻ってきました。下りは「健康コース」へ。

 

f:id:threepeaks:20200418150132j:plain

プーさんがご機嫌斜めだったのでしょうか。それともマーキング?

 

f:id:threepeaks:20200418154326j:plain

「健康コース」はほとんどアップダウンも無く、とても歩きやすいです。

 

f:id:threepeaks:20200418154441j:plain

f:id:threepeaks:20200418154721j:plain

f:id:threepeaks:20200418154801j:plain

くぐって通ります。

 

f:id:threepeaks:20200418154858j:plain

f:id:threepeaks:20200418154948j:plain

下山はあっという間。「健康コース」の登山口に到着。

 

f:id:threepeaks:20200418155100j:plain

橋を渡ります。

 

f:id:threepeaks:20200418155142j:plain

水が冷たくて気持ち良かったです(飲み水ではありません)。

 

f:id:threepeaks:20200418155233j:plain

f:id:threepeaks:20200418155249j:plain

「健脚コース」との分岐に戻ってきました。

 

f:id:threepeaks:20200418155327j:plain

貯水池沿いの道を戻ります。

 

f:id:threepeaks:20200418155427j:plain

帰りは寄り道せず、林道をそのまま歩いて駐車場(北荷頃方面)へ戻りました。

 

f:id:threepeaks:20200418155854j:plain

駐車場に戻ってきました。おしまい。

 

大平山の感想

大平山は駐車場にたどり着くまでがちょっと難点ですが、道は歩きやすく間違えにくいので初心者にもおススメの山です。特に「健康コース」の方が歩きやすいです。

東山連峰なので「五百山」や「鋸山」まで縦走もできるようですが、何となく熊と出会ってしまいそうで縦走したことはありません。。。

できれば春か晩秋に登られることをおススメします。それほど登る人が多くないせいか、夏期はクモの巣が鬱陶しいです(笑)

 

この日使用した主な道具

THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。沸騰させたお湯を入れて行けば、バーナーを持って行かなくても山でカップ麺や温かい飲み物を楽しめます。夏には氷を沢山入れて持って行き、山頂でキンキンに冷えた飲み物を味わえます。

 

snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル

ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。

 

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付

簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。