大平山(おおひらやま)
・標高:592.6m(599m)
・所在地:新潟県長岡市
・鋸山を主峰とする東山連峰の北端に位置する山
・春先はカタクリが沢山咲く
・例年11月下旬~3月は積雪期
さて、今回も遠出や人ごみを避けて中越地方の里山でハイキングです。長岡市に連なる東山連峰は「鋸山」が有名ですが、その北端にある栃尾の「大平山」でカタクリの花を愛でながら歩いてきました。
駐車場情報
駐車場はちょっと分かりにくいです。県道9号(長岡栃尾巻線)沿いに「ふれあいの森 大平山」への案内標識が立っているので、その道から上がって行きましょう。ソーラー発電施設から先は細い道に入るので、対向車に注意しながら進みましょう。
5~6台はとめられそうな駐車場です。バイオトイレがありますが、この日はまだ冬囲いされたままで入れませんでした。
↓駐車場までの道は下記リンクの「アクセス方法」も参考にしてみてください。
この日のコース(周回)
駐車場 ⇒ 健脚コース ⇒ 大平山山頂 ⇒ 健康コース ⇒ 駐車場
往復(周回)距離:5.4km 累積標高差:(上り)460m(下り)460m
標準コースタイム(夏期)は、往路1時間30分、復路1時間00分です。
※往復距離と累積標高差は概測です
駐車場 ⇒(健脚コース)⇒ 大平山山頂
駐車場から登山口まではなだらかな傾斜の林道を歩いて行きます。東山連峰は熊の目撃情報が多いので、熊鈴を鳴らしながら行きます。
少し歩くと分岐があるので、道なりに真っ直ぐ進みます。標識には右手が「カタクリ群生地」と書かれていますが、大平山に登った方が沢山咲いているので行きませんでした。
先へ進むと、左手にエメラルドグリーン色の池が見えてきます。柵があるので奥まで行ったことはありません。
さらに先へ進むと、左手に「体験の小径」と書かれた標識があります。そのまま林道を進んだ方が楽ですが、せっかくなのでちょっと寄り道します。
「体験の小径」は何の体験なのかいつも謎(笑)
続いて「冒険の丘」へ。
「冒険の丘」という名称に、ドラクエのBGMを思い浮かべながら登っていきます(笑)
「冒険の丘」に着きました。ここも何の冒険なのか謎ですが、広いスペースがあり晴天だと気持ち良い場所です。
先へ進みます。丘を下りて行きます。
丘を下りると貯水池があります。
標識に従って、池沿いの道から登山口へ向かいます。
池の端まで来ると分岐があります。左が「健康コース」で、右が「健脚コース」です。山に登り慣れていない人や、体力に自信の無い人は「健康コース」をピストンしましょう。
「健脚コース」へ向かいます。
初めて来たときは、「あれ?行き止まりじゃん」と思いましたが、よく見ると短いハシゴがかかっています。
山を囲うように水が流れています。どうやら先ほどの貯水池まで水を引いているようです。
いきなり急斜面のハシゴと細道から「健脚コース」が始まります。
直登ではなく”つづら折り”の道になっているので、そんなにきつい感じではありませんが、足場が細くて土も柔らかいので、踏み外さないように気をつけましょう。
急坂を登りきるとなだらかな尾根道に変わります。
少し萎れていましたが、カタクリの花が沢山咲く道。踏んでしまわないように気をつけて歩きます。
気持ちの良いなだらかな尾根道が続きます。
一度鞍部へ下ります。
この鞍部からの登りが「健脚コース」の真髄です。傾斜が急になり、階段も続きます。
最近は外出を控えていたこともあり運動不足だったので、思っていた以上に息が上がりました(笑)
急坂を登りきると「健康コース」と合流する分岐に出ます。
分岐から山頂方面へ進みます。ここからカタクリの花が沢山咲く道が続きます。
ここも花を踏まないように歩きます。
この標識、学校の黒板みたいで好きです。
山頂手前で視界が開けます。
麓の棚田が広がる風景。奥には「弥彦山」が見えます。
最後の登り。
「大平山」山頂(標高592.6m)に到着!
山頂は東側が特に開けていて、栃尾の街並みや「粟ヶ岳」、「守門岳」などがよく見えます。この日は天気が良くて遠くまでよく見えました。
大平山山頂 ⇒(健康コース)⇒ 駐車場
余談ですが、この地点は標高592.6m。地図を見るとその奥に標高599mの本当の山頂があるようです。
ということで、奥の道をさらに進んでみました。
スマホのGPSアプリで位置情報を確認しながら進んでみましたが、どうやらここら辺が山頂。標識も無いし、見晴らしもありません(笑)
ちなみにもうちょっと進むと、魚沼方面の景色が広がるポイントがあります。
ということで標識のある山頂へ戻ってきて、景色を眺めながらしばしおやつタイム。
最近、和菓子がマイブームです(笑)
今年は雪が少なかったので、東洋一と言われる「守門岳」の大雪庇を見に行きませんでした。来年また見に行きたいなぁ。
さて、景色もおやつも楽しんだので下山します。途中までは、登ってきた道を戻ります。
いやーいい景色だー。でも足元に注意しながら下山しましょう。
下りもカタクリも踏まないように。
ピークは過ぎていたみたいですが、それでも沢山のカタクリの花を楽しむことができました。
分岐まで戻ってきました。下りは「健康コース」へ。
プーさんがご機嫌斜めだったのでしょうか。それともマーキング?
「健康コース」はほとんどアップダウンも無く、とても歩きやすいです。
くぐって通ります。
下山はあっという間。「健康コース」の登山口に到着。
橋を渡ります。
水が冷たくて気持ち良かったです(飲み水ではありません)。
「健脚コース」との分岐に戻ってきました。
貯水池沿いの道を戻ります。
帰りは寄り道せず、林道をそのまま歩いて駐車場(北荷頃方面)へ戻りました。
駐車場に戻ってきました。おしまい。
大平山の感想
大平山は駐車場にたどり着くまでがちょっと難点ですが、道は歩きやすく間違えにくいので初心者にもおススメの山です。特に「健康コース」の方が歩きやすいです。
東山連峰なので「五百山」や「鋸山」まで縦走もできるようですが、何となく熊と出会ってしまいそうで縦走したことはありません。。。
できれば春か晩秋に登られることをおススメします。それほど登る人が多くないせいか、夏期はクモの巣が鬱陶しいです(笑)
この日使用した主な道具
THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900
暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。沸騰させたお湯を入れて行けば、バーナーを持って行かなくても山でカップ麺や温かい飲み物を楽しめます。夏には氷を沢山入れて持って行き、山頂でキンキンに冷えた飲み物を味わえます。
snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル
ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。
東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付
簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。