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新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

歴史とロマンを秘める山「日本国」へGOGOGO!(小俣登山口~蔵王堂登山口)

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日本国(にほんこく)

・標高:555m

・所在地:新潟県村上市、山形県鶴岡市

・標高にちなんで毎年5月5日に山開きが行われる

・県境にある里山だが、その名称のユニークさもあって登る人が割と多い

・登頂証明書を発行してもらえる(有料)

 

「”日本国”っていう山があるんだよ」「え?何それ行ってみたい!」

登山を始めたばかりの頃に教えてもらって、すぐに登りに行ったもののその日はあいにくの曇天&小雨。あんまり良い印象がなかったのですが、天気の良い春先または紅葉の時季はとてもおススメと聞いたので、再び山開き直前に登ってきました。

 

 

駐車場情報

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村上市の小俣集落にある日本国ふれあいパーク(旧小俣小学校跡地)が登山者用駐車場になっています。

 

中越地方にある自宅からここまで、車で2時間半かかりました。距離にして約160km。新潟って無駄に広いんです。っていうか無駄に長い。新潟県の端から端までの距離は、最大で330kmもあるそうです。 その距離は東京~名古屋、福岡~鹿児島に相当すると言われています。

 

▼公共交通機関で行く場合▼

JR羽越本線府屋駅から1日4本バスが出ているようです。時間が合わない場合は、駅から山北タクシーで行くと早いです。

 

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旧小学校の体育館など、古い建物が残っています。

 

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これはプールかな。地元じゃないのに、何だかノスタルジックな気分になります。

 

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「お休み処 じろばた」があります。休憩所として開放されていますが、誰もいません。

 

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こっちの建物にはトイレがあります。洋式でした。トイレ隣の部屋に登山者ノートがあるので、記入していきましょう。

 

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”ロマンの里”小俣。登山をやっていなければ、ひょっとしたら一度も訪れることなく人生終わっていたかもしれません。

 

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道路を挟んで向かいに登山口があります。

 

この日のコース

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駐車場 ⇒ 小俣登山口 ⇒ 蛇逃峠(じゃのげ) ⇒ 日本国山頂 ⇒ 蛇逃峠 ⇒ 蔵王堂登山口 ⇒ 小俣集落 ⇒ 駐車場

 

往復距離:5.0km 累積標高差:(上り/下り)510m/510m

標準コースタイムは、上り1時間45分、下り1時間30分だそうです。

※往復距離と累積標高差は概測

 

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登頂証明書についての説明が書いてあります。欲しい方は読んでおきましょう。なお、山頂にも同じ看板があります。

 

 

小俣登山口 ⇒ 蛇逃峠 ⇒ 日本国山頂

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ここをくぐって登山開始です。

 

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最初は林の中をのんびり登り始めます。気温が高い日だったのですが、ここは割と涼しかったです。

 

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「熊注意」看板を見て慌てて熊鈴を鳴らし始めるビビリです。

 

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「ラジウム清水」が見えてきます。

 

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「新潟県の名水」の一つらしいです。

 

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日当たりがよくなってきます。この日は暑かった~。

 

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30分ほど歩くと「松ヶ峰広場」に着きます。見晴らしはありませんが、ベンチが5つあるので休憩しやすいです。

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ここからブナ林が続きます。

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青空と新緑が気持ちいいです。

 

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さらに20分ほど歩くと、日本海方面を望める「沖見休憩所」があります。海側からの風が気持ちいいです。

 

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休憩所を過ぎてちょっと歩くと、右手が開けた道があります。ここからの眺めがまた良いです。

 

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朝日連峰など周辺の山々と麓の景色が素晴らしいです。

 

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左手を見ると、日本国山頂が見えます。

 

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東屋が見えてきました。

 

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蛇逃峠(じゃのげ)に着きました。見晴らしもよい素敵な東屋があります。ちなみにここが蔵王堂コースとの分岐になっています。

 

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蛇逃峠で一休みしたら山頂方面へ向かいます。

 

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左はブナ、右は杉に登山道できっちり分かれてるのが面白い。

 

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最後の登り。

 

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蛇逃峠から20分くらいで「日本国」山頂に到着です。標高555mです。

 

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展望台に乗ってみました。天気が良かったので奥に日本海と粟島が見えます。

 

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小屋とテーブル、ベンチがあります。

 

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小屋の中に登頂証明スタンプがあるので押していきましょう。

 

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「日本国555」の標識。味があります(笑)

 

 

 

 

日本国山頂 ⇒ 蛇逃峠 ⇒ 蔵王堂登山口 ⇒ 小俣集落

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お昼ご飯を食べて景色を堪能したら下山します。

 

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蛇逃峠まで来た道を戻ります。

 

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東屋の先に「蔵王堂コース」があります。

 

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緑色と茶色と桃色(桜)など色とりどりの山の景色。

 

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蔵王堂コースはちょっと細めの急坂があるので気をつけて下ります。

 

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後半はゆるやかな杉林が続きます。暑い日だったのでここは天国でした(笑)

 

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”元和元年”ですか。歴史を感じますね。もうすぐ令和元年。

 

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蔵王堂登山口に着きました。ここから登る人は路肩に車を停めていました。

 

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ふれあいパーク駐車場まで集落の道路をてくてく歩きます。

 

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「小俣宿」村上市は歴史を大切に保存する文化があるので、集落の街並みも見ごたえがあります。興味のある方は、村上市観光協会Webサイトをご覧ください。

小俣宿|村上市観光協会 -鮭・酒・人情 むらかみ-

 

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途中で日本国登頂証明書の受付をしてくれる商店が2つあります。店入口に張り紙がしてあるので見落とさないように注意して歩きましょう。

なお、5月5日の山開き日に限って、この郵便局特設テントで受付するらしいです。

 

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駐車場に戻ってきました。

 

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「小俣小学校」の校門がここにあったのでしょうか。標柱が残されています。

 

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日本国の感想

「日本国」に天気の良い日にリトライしてみたら、前回と違ってとても素敵なお山だなと思いました。思えば前回は景色があまり見えなかったし、寒いので集落なんて早足で素通りしたので、楽しむ余裕が全然なかったかなと。

歴史とロマン(ロマンというよりノスタルジック)を感じられる小俣集落と日本国、一度は天気の良い日に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

ついでに、帰り道は日本海側を通って笹川流れも楽しめるとさらにいいですよ!

 

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日本国下山後に立ち寄った温泉

日本海を眺めながら浸かる露天風呂は最高です。