3PEAKS

新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

ほんとの空を見に「安達太良山」へ(ロープウェイで楽々登山)

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安達太良山(あだたらやま)

・標高:1,700m

・所在地:福島県福島市、二本松市、郡山市、安達郡大玉村、耶麻郡猪苗代町

・日本百名山、新日本百名山、花の百名山、うつくしま百名山

・沼ノ平の爆裂火口は大迫力

・「あだたら山ロープウェイ」で標高1,300m位まで上がれる

 

6月のとある平日、安達太良山に行く機会があったので紹介します。

今回で安達太良山に登るのは4回目でしたが、過去3回は全てガスガスでした。直前の天気予報では晴れそうですが、空模様を気にしながら福島県へ向かいました。

 

※安達太良山は活火山です。活火山に登る際は、念のため警戒レベル等を直前に確認しましょう ⇒ 火山登山者向けの情報提供ページ(気象庁)

 

 

駐車場情報

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あだたら高原の駐車場を利用します。冬はスキー場の利用者が多いので駐車場はとても広いです。駐車料金は無料です。平日にもかかわらずこれだけ沢山の車が!

あだたら高原へのアクセスは、下記Webサイトを参照してください↓

福島県・磐梯朝日国立公園 あだたら高原

 

この日のコース

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あだたら高原 ⇒ (ロープウェイ) ⇒ 薬師岳 ⇒ 安達太良山 ⇒ 牛の背(沼ノ平) ⇒ くろがね小屋 ⇒ 渓谷自然遊歩道 ⇒ あだたら高原

 

往復(周回)距離:8.9km 累積標高差:(上り)400m (下り)750m

標準コースタイムは、上り1時間30分、下り3時間10分です。

 

※往復距離と累積標高差は概測

※ロープウェイ移動の数値は含まれていません

 

 

あだたら高原⇒(ロープウェイ)⇒ 薬師岳 ⇒ 安達太良山山頂

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「あだたら山ロープウェイ」で標高1,300m位まで一気に上がります。過去3回はいずれもロープウェイを使用せず登ったので、実は今回がお初です。

 

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このポスターのように青空の「ほんとの空」を見たいんだー。

 

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トイレを済ませ、ロープウェイへ向かいます。青空でテンション上がります!

 

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料金を確認。周回なので片道分を購入しました。往復する場合は、あだたら高原のWebサイトから割引券を印刷して持っていくと100円OFFになります。他には、モンベルやJAFの会員証があると片道でも割引になるらしいです。

 

※料金など最新の情報は「あだたら高原リゾート」のWebサイトをご確認ください。

 

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ちなみにこのチケット、下山後に立ち寄る「奥岳の湯」の100円割引券にもなるので、紛失しないように大事にしまいます。

 

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ロープウェイを使わないと1時間ほどかけて登るところを、10分ぐらいで楽々上がっていきます。文明の利器は素晴らしい(笑)

 

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ロープウェイ山頂駅に到着。まずは薬師岳山頂に向かいます。

 

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薬師岳山頂は、登山をしない観光客も景色を眺めに訪れます。木道をほぼ平行移動で行けます。

 

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薬師岳山頂に数分で到着です。「この上の空がほんとの空です」の柱が立っています。4回目のチャレンジでようやく青空の写真が撮れました(笑)

 

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「薬師岳」の標柱。スキー場から登ってくるコースとの合流地点でもあります。

 

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この時点で標高1,300mあるので景色が良いです。

 

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安達太良山の山頂「乳首(ちちくび)」も見えます。

 

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それでは安達太良山へ向かいます。しばらくはなだらかな木道を歩きます。

 

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徐々に登山道らしくなってきます。傾斜も上がってきます。

 

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途中にちょっと広めのスペースがあるので疲れていたら休憩しましょう。

 

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「表登山口」からのコースとの合流地点があります。

 

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中腹にはちょっと雪が残っていました。

 

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夏道ではほぼ間違えようのない道ですが、ペンキマークやケルンがあちこちにあります。残雪期には目印になります。

 

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山頂手前に分岐があります。右に曲がると、「篭山」や「くろがね小屋」方面への近道です。

 

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安達太良山山頂に到着です!よく晴れていて気持ちがいいです。ここで写真を撮った後に、山頂の乳首「ちちくび」に登ります。ちなみに安達太良山の別名は「乳首山」らしいです(笑)

 

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乳首の上に向かうには岩を登ります。慎重に登れば難しい岩ではありません。

 

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鎖も設置されています。

 

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安達太良山の山頂「乳首」に到着です!標高1,700m。

 

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やっぱり晴れていると景色が全然違いますね~。

 

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次は奥に見える沼ノ平の爆裂火口を目指します。

 

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乳首から下りたところ。あれ?ハシゴなんてあったっけ。違う所から下りてきちゃったみたいです。

 

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晴れた日の安達太良山山頂からの景色はとても素晴らしかったです。

 

 

 

 

山頂 ⇒ 牛の背(沼ノ平) ⇒ くろがね小屋

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山頂の景色を堪能して、牛の背へ向かいます。なだらかな稜線歩きです。雄大な景色を眺めながら歩きましょう。

 

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牛の背です。ここから沼ノ平の爆裂火口がよく見えます。

 

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沼ノ平爆裂火口。写真ではなかなか伝わりにくいですが、凄い迫力です。超広角レンズ持って来れば良かったーと後悔。

 

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爆裂火口を堪能したら、分岐を右手「くろがね小屋」方面へ向かいます(左手は「鉄山」方面)。

 

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ゴツゴツした岩山が見えます。あれが「鉄山」かな?

 

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安達太良山の山頂下から伸びているショートカットコースが見えます。

 

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「峰の辻」です。ショートカットコースとの合流地点です。

 

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右手にこんもりとした「篭山」が見えます。

 

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滑りやすいザレ場があるので気をつけて下りましょう。

 

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「くろがね小屋」の近くまで来ると広めのポイントがあります。休憩ポイントですが、この日は日差しが強すぎて誰も休んでいませんでした。

 

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小屋近くなると道が細くなるので、譲り合いながらすれ違いましょう。

 

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小屋が見えてきました。

 

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「くろがね小屋」に到着です!温泉があり、予約すれば宿泊もできます。温泉は日帰り客も利用可能らしいです。


 

 

 

 

くろがね小屋 ⇒ 自然遊歩道 ⇒ あだたら高原

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「くろがね小屋」でトイレをお借りして、少し休憩してから下山再開。

 

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分岐があります。まっすぐ進みます。左手は「塩沢登山口」方面です。

 

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なだらかな砂利道(馬車道)がしばらく続きます。

 

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途中、水場があります。とても冷たかったです。顔を洗ってタオルを冷やしました。

 

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「峰の辻」へのショートカットコースがあります。小屋を経由しないで山頂を目指す近道になります。

 

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花が沢山咲いていました。

 

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途中、旧道との分岐があります。旧道の方が距離が短いですが、急坂の箇所が多いです。どちらを歩いても最終的に合流します。安全に下山したい人は砂利道(馬車道)をそのまま歩きましょう。

砂利の道に飽きていたので旧道から下りました。

 

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日差しが強い日は、木々に囲まれた旧道の方が涼しいです。でも雨が降るとぬかるみも凄いのであまりおススメしません。

 

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ほぼ見晴らしはありませんが、途中でちょっとした展望ポイントもあります。往路のロープウェイ山頂駅や安達太良山が見えます。

 

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何度か砂利道(馬車道)を横切ります。

 

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旧道最終地点。砂利道(馬車道)と合流してなだらかになります。

 

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少し進むと、「あだたら渓谷自然遊歩道」があります。右手へ進むと遊歩道を経由しないで登山口へ戻れます。

 

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観光で訪れる人も多いスポットです。せっかくなので遊歩道を通って行きましょう。

 

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雨上がりなど濡れていると、木道が滑りやすいので気をつけてください。

 

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ところどころベンチが設置されています。

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癒されます。。。

 

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この橋から先は登山口までちょっとした登り道になります。

 

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スキー場の建物が見えてきました。

 

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あだたら高原に戻ってきました!おしまい。

 

安達太良山の感想

安達太良山は、爆裂火口をはじめとした迫力のある活火山の景色が素晴らしいです。さすが日本百名山と思えるポイントが何か所もあります。ロープウェイを利用して気軽に登れるところもいいですね。

なお、ロープウェイを使わないで登る場合は、今回のコースを逆回り(反時計回り)で行く方法や、スキー場を登って行く方法があります。また、裏の「沼尻登山口」から登って沼ノ平をぐるっと周回するコース等もあります。レベルに合わせて色々な登山コースがあるので、何回でも楽しめます。

壮大な景色を楽しむには、晴天の日に登りましょう。過去のガスガスだった山行より何倍も楽しめました!

 

 

▼沼尻登山口からの周回コースはこちら▼

 

下山後に立ち寄る温泉

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下山後すぐに汗を流せる「あだたら山 奥岳の湯」がとても良いです。山の景色を眺めながら浸かる露天風呂が最高です。ロープウェイのチケット提示で料金が割引になります。あまり広くないので、紅葉時季など混雑するとゆっくりできないのが難点...

日帰り温泉施設 あだたら山 奥岳の湯

 

この日使用した主な道具

THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。暑い日は氷を沢山入れて持っていきます。

 

snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル

ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。

 

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付

簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。