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新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

山開きの「磐梯山」へ裏磐梯登山口から

磐梯山(ばんだいさん)

・標高:1,816m

・所在地:福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村

・日本百名山、花の百名山

・南側は表磐梯、北側は裏磐梯と言われ、山容が大きく異なる

・山頂手前の弘法清水には、営業小屋が2つある

・例年登山適期は5月~10月

 

「磐梯山」は南側から見た山容が富士山のように見えることから、”会津富士”と呼ばれるそうです。逆に、北側は荒々しい噴火口跡を見ることができ、一つの山で大きく異なる表情を見せる山です。

磐梯山の登山ルートはいくつかありますが、この日は「裏磐梯登山口」からスタートし、迫力ある火口や銅沼の優美な景色を楽しむ計画。磐梯山の4登山口の内、唯一周回できるのが裏磐梯登山口です。

ちなみにこの日は磐梯山の山開きということで、朝7時半から各登山口で記念ペナントが配られるとか。混雑に巻き込まれないよう1時間前には登山口に着くよう新潟を出発しました。

 

※磐梯山は活火山です。活火山に登る際は、念のため警戒レベル等を直前に確認しましょう ⇒ 火山登山者向けの情報提供ページ(気象庁)

 

▼他の登山口からの記事はこちら▼

 

 

駐車場情報

「裏磐梯スキー場」の駐車場を利用します。スキー場の駐車場なので広いです。いつもはそれほど混まない駐車場ですが、この日は山開きということで、朝6時半の時点で約30台位は既に車がありました。トイレや飲料自販機はありません。事前にコンビニや道の駅に寄って行きましょう。

ちなみにここに来る前にゴールドラインを通ってきましたが、「八方台登山口」周辺の駐車場は6時半頃で既に大混雑でした。

 

この日のコース

裏磐梯登山口 ⇒ (ゲレンデ) ⇒ 噴火口分岐 ⇒ 火口原 ⇒ 櫛ヶ峰分岐 ⇒ 沼ノ平分岐 ⇒ 弘法清水小屋 ⇒ 磐梯山山頂 ⇒ 弘法清水小屋 ⇒ 裏磐梯スキー場分岐 ⇒ 銅沼 ⇒ (ゲレンデ) ⇒ 裏磐梯登山口 

 

往復距離:10.5km 累積標高差:(上り)980m(下り)980m

標準コースタイムは、往路3時間40分、復路2時間20分です。

 

※往復距離と累積標高差は概測

 

 

裏磐梯登山口 ⇒ 火口原 ⇒ 櫛ヶ峰分岐

駐車場から裏磐梯スキー場のゲレンデを登って行きます。登山ポストがあるので登山届を出してから登りましょう。それと、忘れずに熊鈴をつけます。

写真左の箱は、携帯トイレの回収ボックスです。磐梯山はトイレが無いので、携帯トイレも持っていきましょう。

 

スキー場のゲレンデを登って行きます。

 

踏み跡に従ってスキー場の単調な登りを続けていきます。夏に来たらとても暑いことでしょう。

 

写真では分かりにくいですが分岐があります。ここで右手に曲がって進むと「銅沼」を経由して「八方台コース」に合流する時計回り。道なりに進むと噴火口を経由して「猪苗代コース」と合流する反時計回り。

 

反時計回りで進みました。分岐から少し進むと、左手に標識があるので「噴火口」と書かれた方向へ進みます。

開放的なスキー場歩きから、シダ植物がわんさか生えている樹林帯に。

 

緩やかな道を進んで行くと、次第に荒々しい岩壁が見えてきます。

 

樹林帯ではイワカガミやウラジロヨウラク等の花も沢山咲いていました。

 

下から見上げる火口壁は、まさに巨大な壁でした。

 

広大な火口原に辿り着きます。

裏磐梯の迫力ある景色が見渡せます。

 

「川上登山口」からのコースと合流し、樹林帯の登りへ入っていきます。

 

火口原までは緩やかな道ばかりで景色も楽しめる感じですが、この樹林帯の登りは急登が多く、眺望も無いので稜線に上がる迄はなかなかキツイです。

 

ようやく開けてきた。

 

振り返ってみると遠くに「桧原湖」が見えます。左手前には帰りに寄る予定の「銅沼」も見えます。

「櫛ヶ峰」分岐に到着。樹林帯から景色が一変して、樹木の無い稜線歩きがしばらく続きます。

 

 

 

櫛ヶ峰分岐 ⇒ 弘法清水小屋 ⇒ 磐梯山山頂

「櫛ヶ峰」は凄い音を響かせながら何度も落石が起きていました。山体崩壊が進んでいるそうなので、登らない方がよいでしょう。

 

それでは磐梯山山頂方面へ進みます。

 

アズマギク。

 

「沼ノ平」方面の景色。

 

「沼ノ平分岐」周辺にはツツジが沢山咲いていました。

 

「沼ノ平分岐」を経てここで三合目の石碑。初めて登る人は「まだ三合目なの!?」と驚きますが、実質六合目。

 

磐梯山は数万年前に大噴火によって山体崩壊する前は、今の山頂が五合目の高さだったという説があるそうな。その頃は磐梯山の方が富士山より高かったなんて話も聞いたことがありますが、八ヶ岳や赤城山なんかでも似た話を聞きますね。

 

途中で水場「黄金清水」があります。上に弘法清水もあるので、ここの水を飲んだことはありません。

 

弘法清水手前の分岐。

 

「弘法清水小屋」に到着。この時点では、小屋前もそれほど混んでいませんでした。

 

山頂はもうすぐ。

 

四合目(実質八合目)の石碑と弘法清水。

 

清水前にはもう一つの営業小屋「岡部小屋」もあります。こちらは土日祝日のみの営業。

 

弘法清水で一息ついたら、混雑が酷くなる前に山頂へ向かいました。ここから山頂までは標準コースタイムで30分位です。

 

結局、山頂までのルートでは渋滞になり写真はほとんど撮らず。途中で振り返ると櫛ヶ峰や吾妻連峰がよく見えました。

 

ということで山頂へ。

 

「磐梯山」山頂に到着。標高1,816mです。山開きの旗が飾られていました。

 

 

 

磐梯山山頂 ⇒ 銅沼 ⇒ 裏磐梯登山口

磐梯山山頂から眺めた「猪苗代湖」。この時期限定の、水田と猪苗代湖が繋がっているように見える景色が人気です。

そして、磐梯山6回目でついに!「岡部小屋山頂支店」が営業しているのを見ることができました!(笑)

 

「櫛ヶ峰」や「沼ノ平」、奥の方には「吾妻連峰」や「安達太良山」も見えます。

 

まだ上部が白い「飯豊連峰」も。

景色を少し楽しんでいたらどんどん混雑してきたので、慌てて下山開始。

 

弘法清水小屋まで下りてきたら、「青空郵便局」なるものが。

 

山頂で記念のペナントと葉書(63円料金込)3枚を無料でもらえたのですが、この葉書を青空郵便局から発送してくれるそうです。テーブルがあって、色ペンなども自由に使えるとのことなので、せっかくなので書いてみました。自分は自宅に向けて出してみましたが、ちゃんと届きました(笑)

 

「弘法清水小屋」の携帯トイレブース。携帯トイレが無いと使用できません。それと、使用する前に小屋番さんに声をかけましょう。

 

小腹が空いたので、弘法清水小屋前で景色を眺めながら、軽くご飯休憩。

 

暖かくなってくると山で飲むコーラが格別です。保冷バッグで冷やしてきたのでキンキン。

 

「櫛ヶ峰」山頂をズームで。凄く行ってみたいけど、崩落に巻き込まれたら嫌なので眺めるだけにしておきます。

 

お花畑の歩道と尖った「天狗岩」。奥には「桧原湖」。この景色が何気に好きです。

 

下山開始。弘法清水小屋の下方にある分岐へ戻り、そこから「八方台登山口」方面へ。

 

お花畑はまだ早かったです。最盛期は6月中旬~7月頃でしょうか。

 

ここから途中まで八方台コースで下山。

八方台コースは歩きやすいので初心者にお勧めですが、眺望があまり無いので他のコースの方が好きです。

 

八方台コースを「中の湯」手前まで下った所で分岐があり、「裏磐梯登山口」方面へ。

少し急坂の箇所がありますが、それが終わると緩やかな道が増えてきます。

 

「銅沼(あかぬま)」が見えてきました。

 

テクテク進むと「銅沼」の眺めの良いポイントがあります。

 

「銅沼(あかぬま)」です!この日は午後から雲が広がる予報でしたが、青空に間に合ってよかった。

 

超広角で撮ってみたり。先ほどの解説板によると、水酸化鉄を含んだ泥が大量に湖底に溜まっているので、赤茶けて見えるそうです。

 

「銅沼」を後にして下って行くと、スキー場のゲレンデに出ます。

 

岩なだれとか怖すぎですね。噴火しないことを祈ります。

 

ゲレンデを横切るように序盤の分岐へ。

 

あとはひたすらゲレンデをテクテク下っていきます。

 

駐車場に戻ってきました。下山時点で50台位は車がありました。おしまい。

 

磐梯山(裏)の感想

「磐梯山」裏磐梯登山口から登ったルートでしたが、火口原や銅沼など見ごたえのある景色が多くて個人的には最も好きです。火口原から稜線に上がる迄はちょっと難儀ですが、登ってしまえばそんなことも忘れてしまいます。ちなみに時計回りで周回すると登りは楽ですが、下りは急坂がきついので得意な方を選ぶと良いでしょう。

磐梯山で一番人気の八方台登山口は駐車場にトイレがあって、道も登りやすいので初心者には適しているかもしれませんが、ある程度登山経験のある人には今回の裏磐梯登山口猪苗代登山口などの他のコースから登られることをお勧めします。

ただし、裏磐梯登山口にはトイレが無いこと、真夏のゲレンデ歩きはとても暑いことが難点です。

 

下山後に立ち寄った温泉

「裏磐梯レイクリゾート」

「裏磐梯レイクリゾート」の日帰り入浴を利用しました。きれいなホテルで土産物売り場も充実しています。日帰り入浴料金はタオル付だと1,400円とお高いですが、タオル持参なら900円です(2024年5月時点)。宿泊者が多い日は日帰り入浴を利用できないこともあります。

 

この日使用した主な道具

THE NORTH FACE ベンチャージャケット

春や秋に持って行きやすい薄手の軽量ジャケットです。ちょっと雨が降った時もこれでしのげます。

 

熊撃退スプレー ホルダーケース付き

実際に使用したことが無いので効果は分かりませんが、アメリカ環境保護庁登録商品だそうです。少々値が張りますが、自分と仲間を守るために購入してみました。

 

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付

簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。

 

イスカ(ISUKA) フォールドアップクーラー

軽量で比較的嵩張らない保冷バッグです。夏場は凍らせたペットボトル飲料を保冷剤代わりに入れて冷やしています。

 

ポンチョトイレ

ポンチョをかぶって用を足すことができる緊急用トイレです。