3PEAKS

新潟県在住のんびり山歩き 初心者、中級者向けおすすめ登山ルート、登山口情報、コースタイムなど

三条市「番屋山」へ吉ヶ平山荘から周回

f:id:threepeaks:20200621225034j:plain

番屋山(ばんやさん)

・標高:933m

・所在地:新潟県三条市

・中腹に「雨生ヶ池」という自然湖がある

・吉ヶ平山荘を起点として登るコースが一般的

・登山適期は例年6月~11月上旬

 

三条市の「番屋山」へ登ってきました。中腹の標高555m地点に自然湖の「雨生ヶ池」があることで有名な山です。

「番屋山」へ登るには一般的に「吉ヶ平(よしがひら)山荘」を起点にして登りますが、例年6月~11月中旬以外は道路が途中で閉鎖されるので、車で山荘まで辿り着けません。この日は6月に入り梅雨時季でしたが、つかの間の晴れの日に登ってきました。 

 

 

駐車場情報

f:id:threepeaks:20200622220045j:plain

「番屋山」は、三条市の「吉ヶ平山荘」から登るコースが一般的です。「吉ヶ平山荘」はキャンプ場があり、釣り場もあります。5年ぐらい前に改築されたという山荘もきれいで、トイレもあります。

 

山荘横に広々とした駐車場があります。ただし、山荘までに至る道路は、途中からすれ違いが困難な細い道になるので、退避場所をうまく利用しながら慎重に通りましょう。運転に自信の無い人は慣れている人に連れて行ってもらいましょう。

 

この日のコース(周回)

f:id:threepeaks:20200621225211j:plain

吉ヶ平山荘 ⇒ 馬場跡 ⇒ 雨生池 ⇒ 番屋山 ⇒ 馬場跡 ⇒ 吉ヶ平山荘

 

往復(周回)距離:7.5km 累積標高差:(上り)860m(下り)860m

標準コースタイム(夏期)は、往路2時間00分、復路1時間45分です。

 

※往復距離と累積標高差は概測です

 

 

 

吉ヶ平山荘 ⇒ 雨生ヶ池

f:id:threepeaks:20200622220419j:plain

スタート前に駐車場にある案内図を確認します。

 

f:id:threepeaks:20200622220719j:plain

登山ポストがあるので、登山届を出してから登りましょう。ここを右に進むと守門岳方面ですが、「番屋山」に登るので砂利道を道なりに進みます。

 

f:id:threepeaks:20200622221051j:plain

「守門川」を渡る橋。

 

f:id:threepeaks:20200622221128j:plain

橋の手前にあるコースマップは、ちょっと解読できませんでした(笑)

 

f:id:threepeaks:20200622221322j:plain

守門川の流れがきれいです。

 

f:id:threepeaks:20200622221438j:plain

まずは「雨生ヶ池(まごいがいけ)」を目指します。最初はほぼ平坦な道を進みます。

 

f:id:threepeaks:20200622221711j:plain

しばらく歩いて登山道っぽくなってきましたが、まだかなりなだらかな坂道。

 

f:id:threepeaks:20200622221832j:plain

「馬場跡」の分岐に出ます。この日は左から「雨生ヶ池」経由で登って、右から下ってくるコースプランです。

 

f:id:threepeaks:20200622221946j:plain

標識の無い分岐がところどころありますが、きちんとトレースがついている方に進めば大丈夫です。

 

f:id:threepeaks:20200623214328j:plain

段々と斜度が上がってきて道も細くなってきます。

 

f:id:threepeaks:20200623214432j:plain

「雨生神社」と「雨生ヶ池」との分岐です。「雨生ヶ池」方面へ進みます。

 

f:id:threepeaks:20200623214610j:plain

分岐から少し歩くと、右手に池が見えてきます。

 

f:id:threepeaks:20200623214652j:plain

標高555mにある「雨生ヶ池(まごいがいけ)」に到着です。想像していたより大きかったです。

 

f:id:threepeaks:20200623214911j:plain

晴れていて風もあまりなかったので、水面が鏡のように周辺の木々や空を映していました。

 

f:id:threepeaks:20200623214948j:plain

池沿いに続く道を歩いて行きます。

 

f:id:threepeaks:20200623215030j:plain

別の角度から。天気次第(晴れ+無風か弱風)ですが、「雨生ヶ池」はなかなかきれいな水鏡が見られますね。紅葉の時季にまた来たいなと思いました。

 

 

 

雨生ヶ池 ⇒ 番屋山山頂

f:id:threepeaks:20200623215551j:plain

池を後にして、なだらかな道を先に進みます。

 

f:id:threepeaks:20200623215644j:plain

分岐があります。「馬追沢」がちょっと気になりましたが、「番屋山」方面へ。

 

f:id:threepeaks:20200623215853j:plain

ここから傾斜がきつくなってきます。

 

f:id:threepeaks:20200623215955j:plain

周辺の木々もブナに変わってきます。急登が続くので疲れますが、のんびり登りましょう。

 

f:id:threepeaks:20200623220149j:plain

f:id:threepeaks:20200623220203j:plain

尾根をぐいぐい登って行きます。

 

f:id:threepeaks:20200623220519j:plain

急登をある程度登ってくると、ようやく遠くの景色が見えるようになってきました。この地点までは遠くの景色が見られなかったのでちょっと感動します。

 

f:id:threepeaks:20200623220802j:plain

もうすぐ山頂。

 

f:id:threepeaks:20200623220837j:plain

粟ヶ岳や大谷ダムなどが見えます。

 

f:id:threepeaks:20200623221332j:plain

山頂が見えてきました。

 

f:id:threepeaks:20200623221355j:plain

「番屋山」山頂(標高933m)に到着です!山頂はそこそこの広さがありますが、周辺は木々に囲まれ、見晴らしはいまいち。

 

f:id:threepeaks:20200623221525j:plain

それでも「守門岳」方面が少し開けていて、眺めることができました。この景色を眺めながら少し休憩。山頂は暑くて虫が多かったので、お昼は少し下ったところで食べることにしました。

 

 

 

番屋山山頂 ⇒ 吉ヶ平山荘

f:id:threepeaks:20200623221915j:plain

この日は周回だったので、登ってきた道とは逆の方から下りました。

 

f:id:threepeaks:20200624201539j:plain

序盤からけっこう急坂を下って行きます。滑らないように気をつけましょう。

 

f:id:threepeaks:20200624201720j:plain

f:id:threepeaks:20200624201746j:plain

途中でくの字に折れ曲がる箇所がありますが、そこが見晴らしポイントと聞いていたので、そこでお昼を食べる計画。

 

f:id:threepeaks:20200624201853j:plain

見晴らしポイントに着きました...少し期待値が上がり過ぎていたようです(笑)

 

f:id:threepeaks:20200624202121j:plain

でも木陰で涼しい場所だったので、暑さを避けてお昼を食べることができました。

 

f:id:threepeaks:20200624202251j:plain

お昼を食べたので下山再開です。

 

f:id:threepeaks:20200624202354j:plain

道なりに進んで行くと、

 

f:id:threepeaks:20200624202421j:plain

斜面が削れたような場所にトラロープが張られていたので、一瞬道を間違えたかと思いましたが、どうやらここを進むようです。

 

f:id:threepeaks:20200624203055j:plain

ステップは激細でしたが、ロープに手を添えながら進めば安心です。

 

f:id:threepeaks:20200624203329j:plain

普通の山道になりました。

 

f:id:threepeaks:20200624203400j:plain

炭焼窯跡と書いてありましたが、具体的な跡は見つけられず。

 

f:id:threepeaks:20200624203709j:plain

片側が開けた場所に出ました。

 

f:id:threepeaks:20200624203806j:plain

ここから番屋山の山頂方面を見上げられます。

 

f:id:threepeaks:20200624203920j:plain

「吉ヶ平」と書かれた方向へ進みます。

 

f:id:threepeaks:20200624204012j:plain

途中、「八十里 明治新道」と書かれた標識がちょくちょく出てきます。“緩やかだけど遠回り”らしいです。緩やかな道は好きですが、遠回りはあまり好きではないので、通常ルートで下りました。

 

f:id:threepeaks:20200624204308j:plain

登りのコースは木陰が多かったですが、こちらのルートは日向の箇所が多い印象。

 

f:id:threepeaks:20200624204550j:plain

f:id:threepeaks:20200624204720j:plain

樹林帯へ入って、杉の木が増えてきます。

 

f:id:threepeaks:20200624204856j:plain

道もなだらかになってきたら、もうゴールは近いです。

 

f:id:threepeaks:20200624204931j:plain

序盤の「馬場跡」の分岐へ戻ってきました。

 

f:id:threepeaks:20200624205002j:plain

後はのんびり「吉ヶ平山荘」へテクテク。

 

f:id:threepeaks:20200624205056j:plain

「吉ヶ平山荘」へ戻ってきました。

木に吊るされたブランコがあったので、こいでみました。久々に童心に帰って楽しかったです。おしまい。

 

番屋山の感想

「番屋山」は、中腹の「雨生ヶ池」までは比較的なだらかで歩きやすい道が続きます。そこから先は細い道が多く、急登も連続するので路面が濡れている場合は注意して歩きましょう。

登りで使用したルートは樹林帯が長いので、これからの季節は強い日差しをあまり浴びずに済みます。その分、見晴らしの良い場所は少ないですが、「雨生ヶ池」や時々見られる遠くの風景に癒されながらけっこう楽しめました。次回は紅葉時季に登ってみたいなと思いました。

あ、それと、けっこう急坂のポイントでは周りの木々を掴んだりする場面も多かったので、グローブがあるといいかもしれません。

 

  

この日使用した主な道具

BLACKDIAMOND(ブラックダイヤモンド)  クラッググローブ

手を使うことが多い山では、滑り止めが効いて掴みやすいグローブがあると便利です。手の保護にも役立ちます。

 

サロモン TRAILBLAZER20

超軽量バックパックです。今回のように夏場の日帰りトレッキングの場合は、コンパクトで軽量な装備で行くと楽です。

 

THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900ml FFX-900

暖かい飲み物、冷たい飲み物を長時間保温できる最強の水筒。暑い日は氷を沢山入れて持っていきます。

 

snowpeak チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル

ダブルウォール構造で熱を伝えにくくなっており、温かい飲み物は冷めにくい。冷たい飲み物は温くなりにくく、結露も出にくい。チタン製のため軽量。

 

東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付

簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。