霧ヶ峰(きりがみね)
・標高:1,925 m(最高峰の車山)
・所在地:長野県茅野市・諏訪市・諏訪郡
・車やバスで標高1,800m付近までアクセスできる
・標高差、アクセスの良さ、施設など初心者に優しい
・例年6月末~7月中旬にニッコウキスゲが咲き誇る
例年この時期になるとニッコウキスゲを見に山に登ることが多いのですが、せっかくの休日なのにこの日の新潟県内は微妙な天気。それに加え、暑いし体力が落ちまくっている...
ということで、長野県は「霧ヶ峰」でニッコウキスゲを眺めながらお手軽ハイキングを楽しんできました。ついでに、「ころぼっくるひゅって」で名物のボルシチを食べてきました。
駐車場情報
まずは、ニッコウキスゲの群生を楽しむために「富士見台駐車場」に向かいました。見頃を迎えつつあるということで、朝5時前到着時点で既に満車状態。この時期に来るのは初めてだったので、正直舐めてました...
お店もあるのですが、時間が早すぎてまだ閉まっていました。
この日のコース
富士見台駐車場 ⇔ 富士見台ニッコウキスゲ群生地
駐車場 ⇒ 車山肩 ⇒ ころぼっくるひゅって ⇒ 車山山頂 ⇒ 車山乗越 ⇒ 分岐 ⇒ ころぼっくるひゅって ⇒ 車山肩 ⇒ 駐車場
往復距離:5.6km 累積標高差:(上り、下り)210m
無雪期の標準コースタイムは、往路1時間00分、復路1時間10分です。
※往復距離と累積標高差は概測
※コースタイムに休憩時間は含まれていません
※富士見台駐車場~ニッコウキスゲ群生地間の数値は含まれていません
富士見台駐車場 ⇔ 富士見台ニッコウキスゲ群生地
ニッコウキスゲの群生地へ。「富士見台駐車場」からビーナスラインを渡って登ります。
朝陽が昇る中、キスゲを眺めながら登ります。
朝5時ちょいなのにキスゲを眺めに(撮影しに)沢山の人がいます。
上方に登るほど咲いているキスゲが増えてきます。奥に車山山頂が見えますが、ここの群生地から道はつながっていません。
ニッコウキスゲ越しに「八ヶ岳」、「富士山」、「南アルプス」。
富士山に最後に登ったのは2018年。久々に登りに行きたいのですが、オーバーツーリズムを解消しないと行く気がしません。
最終地点まで来たので戻ります。
これでまだ7~8分というから驚きです。
「富士見台駐車場」に戻り、車に乗って「車山肩駐車場」へ向かいました。
車山肩 ⇒ 車山山頂
「車山肩駐車場」は満車だったので、手前の駐車場に車をとめました。車道を10分程歩いて「車山肩」へ。狭い路側帯を歩くので、車の往来が多いこの時期は特に注意が必要です。
車山肩のバイオトイレで用を足し、「車山」へ向かいます。
緩やかな登り坂をのんびり歩いて行きます。
霧ヶ峰高原の緑の中を縫うように走るビーナスラインの景色が好きです。
キスゲの群生地は激混みでしたが、早朝の登山道は人が少なくて快適でした。
ふと先ほど歩いた「富士見台」に目を向けると、キスゲ群生地の黄色い帯が伸びていました。そしてその遊歩道を歩く沢山の人々。
「蓼科山」も見えてきました。
山頂に近づくにつれ岩が増えてきます。山頂の目印は気象レーダー観測所の球体。
「霧ヶ峰」最高峰の「車山」山頂に到着。標高は1,925mです。
スタート地点の駐車場が標高1,750m位だったので、単純標高差170m程登っただけ。
楽に登ることができる百名山の一つとよく言われますが、麓から登り出したらどれぐらい大変なのでしょうか。やりたくないですが(笑)
「スカイテラス」へ。
天気が良ければ、八ヶ岳~富士山~南アを背景にした映える写真を撮れます。もちろん自分たちも撮りました(笑)
デッキの先端から山座同定もできますが、混んでいる時は撮影待ちの人のために控えましょう(笑)
「蓼科山」方面。
中央アルプスも。
スカイテラスの横には「車山神社」。
車山肩から登っても楽ですが、スカイパークスキー場の展望リフトを乗り継ぐことで、さらに楽に登ることができます。
「スカイテラス」の反対側には、霧ヶ峰の景色を一望できるデッキがあります。
デッキに座って景色を眺めながら少し休憩しました。
後で「ころぼっくるひゅって」に行くというのに、腹が減ってきたのでおにぎり食べちゃいました。
車山山頂 ⇒ 車山乗越 ⇒ ころぼっくるひゅって
今回は車山以外に登りませんでしたが、霧ヶ峰を散策する場合は案内図をよく確認していくと良いでしょう。
標識も随所に立っていて親切です。
下山します。車山湿原を経由して「ころぼっくるひゅって」裏手に出るルートです。
友人曰く「ハイジが出てきそう」な景色。
「蓼科山」とその手前には「白樺湖」。
「車山乗越」方面へちょっとだけ登ります。
「車山乗越」分岐。「男女倉山」等に登る場合はここを右に曲がります。この日はそのまま道なりに進みました。
少し進んだ先の分岐で曲がります。
木道をのんびり歩いて行きます。
「車山湿原」と「蝶々深山」。
湿原に鹿がいました。増えすぎて環境破壊が起きているそうなので、見かけても餌を与えないようにしましょう。
「ころぼっくるひゅって」の裏手に出ました。
ころぼっくるひゅって
開店30分以上前に到着したのですが、「ころぼっくるひゅって」には既に20人以上の行列。
「ころぼっくるひゅって」の風見鶏はフクロウ。
「ころぼっくるひゅって」は注意書きをよく読んでから入りましょう。①まずは席を確保する ②メニューを確認 ③代表者1人がカウンターへ注文しに行く が喫茶の流れ。
物販も充実しています。喫茶を利用しない場合でも、列ができていれば並ばなければ駄目とのこと。
ちょうど外のテラス席が空いたのがラッキーでした。しかもパラソル付きの席だったので強い日差しを避けられました。
名物のボルシチとサイフォンコーヒーというベタな注文。暑かったので、自分はアイスコーヒーにしました。景色の良さもありますが、コーヒーも料理もとても美味しいです。行列ができるのも分かります。
ひゅって裏手から見える景色。
「ころぼっくるひゅって」を堪能し、少し霧ヶ峰を散策。ひゅって前にもキスゲが沢山咲いていました。
ロープが張られていて、あまり近づけなかったのが残念。
暑かったのでもう一つの誘惑に負けてしまいました。
ソフトクリーム...完全にカロリーオーバーでした(笑)
この後、再び車道を歩いて駐車場へ戻りました。おしまい。
霧ヶ峰の感想
「霧ヶ峰」は標高の高い位置から登り出すことができるので、簡単に最高峰の「車山」に登頂できます。また、周辺の峰へ足を伸ばしてもそれほど体力や時間を要さないので、高原のハイキングを楽しむにはとてもお勧めです。
ただし、真夏の日差しが強い日はそれなりに暑くなりますし、日焼けもするので対策をしっかりして、のんびりハイクを楽しみたいものです。
ニッコウキスゲは年によって時期が多少ずれますが、例年6月下旬から7月下旬まで咲いています。一般の観光客も沢山訪れるので、なるべく早い時間に訪れると良いでしょう。
また、「ころぼっくるひゅって」も観光で訪れる人が多い人気店です。土日祝日の好天日は行列覚悟で行きましょう。初めて訪れる場合は、店に入る前にルールを確認しておきましょう。座席はテラス席をとれない場合もありますが、素敵な雰囲気のヒュッテなので、日差しの強い夏場は逆に店内がお勧めです。
▼初冬の霧ヶ峰ハイク記事▼
下山後に立ち寄った温泉
「音無の湯」
大して汗をかきませんでしたが、帰る前に温泉へ。露天風呂が気持ち良かったです。