駒見山(こまみやま)
・標高:262m
・所在地:新潟県魚沼市
・小出スキー場のある山
・周辺の山(藤権現、房ヶ沢山など)に縦走するのがおすすめ
・例年11月下旬~3月上旬は積雪期
魚沼市にある「駒見山」は「小出スキー場」がある山で、標高262mと低いものの眺めの良いハイキングが楽しめます。周辺の山(藤権現、房ヶ沢山など)への縦走も比較的容易にできます。
この日は休日でしたが全国的に天気がいまいち。山に登る予定はありませんでしたが、午後からちょっと時間があったので里山ハイキングを楽しんできました。
駐車場情報
登山コースはいくつかありますが、「小出公園」の駐車場を基点として登ってきました。
案内マップがあります。北の「藤権現」から登って南方の「駒見山」、「房ヶ沢山」へと縦走する予定です。
駐車場から階段を上がると左手に「小出総合スキーセンター」の建物があります。トイレと飲料の自販機が利用できます(施設が開いていれば)。
【公共交通機関で行く場合】
JR「小出駅」から徒歩15分程度で公園に着きます。
この日のコース
小出公園 ⇒ スキー場 ⇒ 藤権現 ⇒ 駒見山 ⇒ あいの峰 ⇒ 房ヶ沢山 ⇒ あいの峰 ⇒ 駒見山 ⇒ スキー場 ⇒ 小出公園
往復(周回)距離:4.9km 累積標高差:(上り)350m(下り)350m
標準コースタイムは、往路1時間20分、復路45分です。
※往復距離と累積標高差は概測です
小出公園 ⇒ 藤権現
まずはスキー場のゲレンデを舗装路沿いに登っていきます。
特定外来生物「オオキンケイギク」の抜き取り大作戦をやっているようです。
途中でアオダイショウ発見。速攻で逃げられました。
「山小屋」という名の食堂。スキー場営業期間しかやっていません。
そしてその横にトイレ。ここは夏期も開いています。
三又の分岐があります。左へ進むと「あいの峰」方面、右へ進むと「藤権現」方面。山側へ伸びている道を進むと「駒見山」方面です。
右手の「藤権現」方面へ進みました。
小さな標識も立っています。
なだらかな下り道をテクテク。
途中タニウツギが沢山咲いていました。藤の花も咲いていたので撮ったつもりだったのだけど、なぜかデータが残っていませんでした…
しばらく進むと左手に階段と標識があります。ここから登っていきます。
階段を登っていくと”カタクリ群生地”があります。さすがに5月下旬にもなると花は全然咲いていません。
タニウツギやツツジが咲く中を登ります。
分岐があるので右へ進みます。
林道に出ます。「ようこそ藤権現へ」と書かれた方向へさらに登っていきます。
「藤権現(ふじごんげん)」山頂に到着。標高233.5m。祠や鐘、ベンチがあります。他にも色々あるので、何気に楽しいポイントです。
鐘があると必ず鳴らします。
お気づきでしょうか。ベンチにスノーボードが再利用されています。
「藤権現物語」
「駒見山」で食べようとコンビニで買ってきた冷やし中華ですが、お腹が空きすぎて少しフライング。もちろんタレもちゃんと飲みましたよ。
藤権現 ⇒ 駒見山
冷やし中華を食べ終えてお腹も満足したので、「藤権現」から下ります。
先ほどの林道に戻ってきました。U字の林道に挟まれるように「駒見山」方面への道が続いています。
日当たりの良い道がほとんどなので夏場は結構暑いです。たまにこんな感じで日差しを避けられるポイントもあります。
とてもよく整備されていて歩きやすい道です。
「見晴らし台」に到着。天気が良いと越後三山がよく見えるのですが、分厚い雲でほとんど見えませんでした。
なだらかなアップダウンを繰り返しながら縦走していきます。
階段の方を登っていきます。
アンテナが見えてきます。
何のアンテナか分かりません。
「木陰の休憩所 見晴らし広場」に到着。何気にここが一番本格的な鐘を使っています。いい音色。
木陰の休憩所とはこれのことですね。
「駒見山」へ向かいます。一度下ってリフト終点まで登っていきます。階段沿いは庭園のように様々な植物がきれいに植えてありました。
アヤメ?
リフト終点。
その横にあるボコっとしたところが駒見山山頂。
「駒見山(こまみやま)」山頂に到着です。標高262m。越後三山は雲の中でしたが、麓(小出)の景色がよく見えます。
反対側の堀之内方面は青空が広がっていました。「魚沼御嶽山」も見えます。
駒見山 ⇒ あいの峰 ⇒ 房ヶ沢山
次の「あいの峰」へ。
少し樹林帯。
でも尾根に上がるとすぐに開けます。
「あいの峰」山頂に到着。標高275.4mです。ここにもスノボベンチ。
ここでコーラ休憩。5月にしては暑い日だったので、保冷バッグに保冷材も入れて冷やしてきました。「キンキンに冷えてやがる…!」
コーラを一気飲みし、最後の「房ヶ沢山」へ。
下って行くと車道に出ます。
車道を挟んで向かい側に道が続いています。
車道沿いの細い道を登っていきます。落ちないように気をつけましょう。
「房ヶ沢山(ぼうがさわやま)」山頂に到着。標高286mです。
「房ヶ沢山」はこの日通ったコースで一番広い山頂です。
360度の眺望なので、天気が良ければ素晴らしい景色が楽しめます。
では「駒見山」へ戻ります。ここから30分もかからないコースタイムです。
房ヶ沢山 ⇒ あいの峰 ⇒(駒見山)⇒ 小出公園
「房ヶ沢山」からの下りは少し急坂なので慎重に。
車道を渡る際は、車の往来に気をつけましょう。
「あいの峰」山頂。
「駒見山」まで10分。
帰りは「駒見山」山頂を経由せず、裏手から回りました。
リフト終着点。
ゲレンデ内の道を下って行きます。
つづら折りなので下りやすい。
ちょっと寄り道してシャンツェ(ジャンプ台)を見にいきました。
上から眺めてみました。40m級とのことですが、十分怖いです。
ゆるゆる下って行きました。
途中で出会った猫。スリスリしてきましたが、餌をもらえないと分かるや、あっさりと去っていきました(笑)
「小出総合スキーセンター」のトイレをお借りしました。9時~16時45分まで利用可らしいです。
休憩所にはトイレ、飲料の自動販売機、ベンチがあります。
その後、無事に駐車場に戻りました。おしまい。
駒見山の感想
魚沼には名峰が沢山ありますが、「駒見山」や「魚沼御嶽山」のように素敵な里山も多いです。豪雪地帯にも関わらず、地元の方々によって丁寧に整備されているのでとても登りやすいです。
冬の小出スキー場営業期間は賑わいますが、それ以外の期間は比較的静かな山歩きができます。低山ですが見晴らしが良いので、手軽に気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。
小出公園駐車場から登り出すのが一般的ですが、「こまみの湯」を基点にして下山後に温泉に入るというのもいいですね。
日差しを避けられる場所が少ないので、夏場は暑さ対策をしっかりしていきましょう。
下山後に立ち寄る温泉
この日は行きませんでしたが、すぐ近くに「見晴らしの湯 こまみ」があります。露天風呂から越後三山が眺められます。
この日使用した主な道具
東京ベル 森の鈴(BEAR BELL) 消音機能付
簡単にONとOFFを切り替えられ、カラビナもついているので便利です。音はガチャガチャしておらず、余韻の残る澄んだ音色です。
Karrimor(カリマー) バックパック cleave 30
ロールトップタイプのバックパックですが、前面ジップから荷室へアクセスできます。ショルダーハーネスにボトルホルダーやアタッチメントループがあり便利です。900gと軽量。
イスカ(ISUKA) フォールドアップクーラー
軽量で比較的嵩張らない保冷バッグです。夏場は凍らせたペットボトル飲料を保冷剤代わりに入れて冷やしています。