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新潟の下ノ廊下!?「裏巻機渓谷」で紅葉ハイキング

裏巻機渓谷(うらまきはたけいこく)

・所在地: 新潟県南魚沼市

・「巻機山」の北面に位置する全長約6kmにおよぶ渓谷

・渓谷に沿って2.5kmの遊歩道が整備されている

・紅葉の名所として人気で県内外から多くの人が訪れる

・例年の紅葉適期は10月中旬~11月上旬

 

「裏巻機渓谷」は新潟県南魚沼にあり、日本百名山の「巻機山」北面に位置する渓谷です。渓谷に沿って約2.5kmの遊歩道が整備されていて、特に紅葉時期には県内外から多くの人が訪れます。

遊歩道と言っても断崖絶壁の細い道を歩く箇所や、ロープや梯子で登り下りする箇所、泥で足元がぐちゃぐちゃになる箇所もあったりして、「新潟の下ノ廊下」とか言われたりしています。

でもそこまで危険ではないし距離や標高差はハイキングレベルです。小さなお子さんを連れた家族連れも歩いていたりします。ただし、山道を歩ける靴とある程度の高所耐性、安全に歩くことが必要です。

 

この日の山歩記録

 

駐車場情報

まずは南魚沼市永松の「五十沢(いかざわ)キャンプ場」へ向かいます。

 

キャンプ場入口にある管理棟「森のきりん館」で代表者の名前や住所、同行者の人数などを記入して受付します。その後、環境保全協力金(中学生以上300円、小学生以下200円 ※2022年時点)を支払うと通行許可証を渡されます。

渓谷ではそこそこ歩くので、飲み物を忘れた人はここの自動販売機で購入して行きましょう。

 

居心地の良さそうな雰囲気のキャンプ場。

 

また、トイレは渓谷入口の「みやて小屋」にもありますが、現在使用できない状態とのことで、キャンプ場のトイレで済ませて行きました。

 

その後、車に乗ってキャンプ場脇の道を進むとゲートがあります。ゲートはセルフ開閉です。ゲートを通過した後に後続車がいない場合は閉め忘れないようご注意ください。

 

林道を車で上がって行くと「みやて小屋」と駐車場があります。林道ではすれ違いが困難な箇所がいくつかあるので、退避スペースを活用して安全運転で行きましょう。

ここの駐車場は広くないので、満車の場合は係員の指示に従って路上駐車します。

 

この日のコース(ピストン)

遊歩道入口 ⇒ 割石沢 ⇒ 不治心得の岩 ⇒ 坪池沢 ⇒ 不動滝入口 ⇒ 不動滝 ⇒ 不動滝入口 ⇒ 取水口 ⇒ 不動滝入口 ⇒ 坪池沢 ⇒ 不治心得の岩 ⇒ 割石沢 ⇒ 遊歩道入口

 

往復距離:5.7km 累積標高差:(上り)570m(下り)570m

標準コースタイムは、往路1時間30分、復路1時間10分です。

 

※往復距離と累積標高差は概測

 

 

渓谷入口 ⇒ 不治心得の岩

「みやて小屋」から道路を挟んで向かいに遊歩道の入口があります。ここからスタート。

 

最初は車が通れる程の広い道で、東北電力の施設前を進みます。

 

東北電力の施設を通り過ぎると道が細くなります。

落ち葉が積もったなだらかな道を進みます。天気が良い涼しい秋空のもとでとても気持ちがいい。安全そうな道ですが落石には注意しましょう。

 

「割石沢」が見えてきました。

 

分岐があるので「裏巻機渓谷」と標識で示された方向へ進みます。

 

巨石の間を水が流れている「割石沢」。滑って転ばないように歩きます。

 

終始アップダウンを繰り返しながら進みます。

 

岩壁沿いの細い道を進みます。ワイヤーロープが張られているので、不安な人は掴みながら進みましょう。

 

崖を落ちたらあの世行きかなぁ。

 

紅葉がきれいでしたが、足元も注意しながら進みます。

 

見上げると、凄い迫力の絶壁です。

 

岩壁を掘削した道もあり、「下ノ廊下みたい」と言われています。

「下ノ廊下」を知らない人は『YAMA HACK』のサイト等をご参照ください。

 

でも裏巻機渓谷はしっかり整備されて歩きやすい道が多いので、慎重に歩けば大丈夫です。

 

「不治心得の岩」手前で再び広く歩きやすい道になります。

 

分岐があり、右上方へ進むと「不治心得の岩」がありますが、受付で「不治心得の岩にスズメバチの大きな巣ができているので行かない方がよい」と言われていました。

 

「本当にスズメバチの巣あるのかな」と思い、ちょっと様子見に上がってみることに。

「不治心得の岩」は十数人は雨宿りできるぐらいの大きな岩室があるのですが、手前で既に沢山スズメバチが飛び交っていたので行くのを諦めました。

 

 

 

 

不治心得の岩 ⇒ 不動滝

というわけで、スズメバチから逃げるように戻って遊歩道に復帰。先へ進みます。

 

「坪池沢」。ハシゴで下りて渡渉します。

 

巨岩の間を通り抜けます。

 

途中に「割引岳」(巻機山)へ続く細くて急坂のルートがあります。行ったことがありませんが、知人の話では一般登山者にはおススメしないとのことです。ここから「割引岳」まで距離5km、標高差1,300m程あるようです。

 

対岸の絶壁と紅葉を眺めながら遊歩道を進んで行きます。

 

分岐があり左下方の「不動滝」へ寄り道。

 

途中にある巨岩と石仏。

 

「不動滝」へはロープや梯子を使って急坂を下って行きます。

 

「不動滝」です。

 

「不動滝」が最も休憩しやすい広めのポイントかもしれません。岩に腰掛けながらここでご飯休憩する人が多いです。

 

 

 

 

不動滝 ⇒ 取水口 ⇒ 帰路へ

遊歩道へ戻ります。

 

「夫婦(めおと)滝」。

 

狭くて危険なポイントで対向者が来た場合は、安全な場所に戻ってすれ違うのがよいです。

 

体が大きい人が通るのに苦労するポイント。大きなバックパックを背負っていると引っ掛かります。

 

「風鼻滝」。

 

最終地点の取水口が見えてきました。

 

取水口に到着。コンクリの永松発電所取水口建屋の上に立つと、迫力あるV字峡谷を眺めることができます。

 

あまり広くないので、落ちないように注意。

 

下に行くと、こちら側と対岸に鎖が1本ずつ設置されています。鎖で下へ行き、そこを渡って対岸の鎖で登ると「牛ヶ岳」(巻機山)へのルートへ進めるのです。コンクリ上を飛び越えて渡る人もいるらしいです。

 

ここから「牛ヶ岳」まで距離4.5km、標高差1,300m程あるようです。先ほどの「割引岳」へのルートと同様、足場の悪い急斜面の連続で一般登山者向きではないそうです。

ペンキで薄らと示された登山ルートを見ながら「うん、自分は絶対に行くことが無いだろうな」と改めて思いました(笑)

 

自分は安全な場所から峡谷の景色を眺めるだけで十分楽しいです。

 

景色も堪能したので往路と同じルートで帰ります。

 

帰りも紅葉を眺めながら。

 

細い道ではすれ違いに注意。

 

遊歩道が終わり車に乗ってキャンプ場へ。

 

帰りのゲートもセルフで開閉。この後、「森のきりん館」で通行許可証を返却して帰りました。おしまい。

 

裏巻機渓谷の感想

「裏巻機渓谷」は断崖絶壁に作られた細い道を歩くのがスリリングで楽しいです。また、迫力ある岩壁と紅葉の織りなす景色が圧巻です。

このような渓谷に広がる紅葉は普通は山の奥深くまで歩いて行かなければ辿り着けないことが多いのですが、ここは自動車で遊歩道入口までアクセスできて、歩く距離もそれ程長くありません。ここ数年で急に訪れる人が増えた印象があります。

比較的容易にアクセスできるのが魅力でもありますが、渡渉ポイントや泥道もあるので、足元は確実に汚れます。また、滑落すると怪我では済まないことも想定されるので、歩きやすい靴を履いて慎重に進むことが必要です。山道歩きにも多少慣れていないと苦労するでしょう。

2022年の紅葉はもう終わりかけで、早い年だと11月中旬には雪が降り始めます。来年以降?の紅葉シーズンにぜひ訪れてみてほしい場所の一つです。

 

 

【裏巻機渓谷周辺の山行記】

 

この日使用したアイテム

「Nikon デジタル一眼レフカメラ D3500」

デジタル一眼レフカメラのエントリー向けモデルです。軽量かつコンパクトなので登山にも持って行きます。多くのミラーレス一眼にも引けを取らない軽量さ。エントリー向けの使いやすさと、この価格帯では群を抜く性能の良さが魅力です。

 

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